SEO
更新日: 2024/8/23
ランクブレインとは?アルゴリズムの特徴や導入後の変化を解説
ねえ、ねえ、ブルーちゃん!ちょっと教えて欲しい事があるんだよね。
うん、何ー?
ランクブレインって何?どんな仕組みなの?
教えて!
ランクブレインね。それじゃ、機能の詳細や特徴、導入後の変化について詳しく解説するよ。
目次
ランクブレインとは?どんなアルゴリズムなの?
ランクブレイン(RankBrain)とは、Googleの検索アルゴリズムの1つで、AIを使用した検索技術のことだよ。
検索アルゴリズムって、何?
Googleなどの検索エンジンが、特定のキーワードで検索したときに表示されるWebサイトのランキングを決めるプログラムのことだよ。
ランクブレインは、2015年にGoogleが取り入れたアルゴリズムなんだ。
ユーザが何かを検索をする時に入力した単語の意味を理解して、最適なページを選び出してくれるよ。
すごいね!単純にキーワードが一致しているWebサイトを表示しているわけじゃないんだ!
ランクブレインの特徴とは?
ランクブレインって、ほかの検索アルゴリズムと比べるとどんな特徴があるのかな?
じゃあ、次の2つの観点から、ランクブレインの特徴を見ていこう。
1.歴史的な位置づけ
2.機能
お願い〜!
じゃあ、まずは歴史的な位置づけから説明するね。
1.歴史的な位置づけ
ランクブレインが導入される前のGoogleは、リンクの数と質を基準にWebサイトの重要性を評価していたんだ。
その後、パンダアップデートやペンギンアップデートを実行して、低品質なコンテンツを検索結果から排除していくようにアルゴリズムが変化していったんだよ。
パンダ?ペンギン??なんか、突然動物が出てきた!!
パンダアップデートは、低品質なコンテンツを排除することを目的としたコンテンツの質に対する評価のこと。
で、ペンギンアップデートは、リンクのスパムや不正なリンクの構築手法を排除して、検索結果の品質を向上させることを目的としたアップデートだよ。
なるほどねー!Googleで検索した時、表示されるWebサイトの質が上がっていったんだ。
2.機能
それから、機能面にも特徴があるよ。
教えて、教えて!
ユーザーがどんな意図を持って検索キーワードを入れたかを理解して、意図や文脈に基づいた検索結果を提供してくれるんだ。
その他にも、言い回しが違う同じ意味のキーワードを検索結果に表示してくれたり、より関連性が高いと思える結果をだしてくれたりもするよ。
すごいね!ユーザーが本当に欲しいと思ったページが検索されるようになったんだ。
ランクブレインの導入後に変わったことは何?
ランクブレインの導入前後で、何が変わったのかな?
主に、以下のような変化があったよ。
1.検索結果の精度が向上
2.ユーザー行動からコンテンツの質を評価
う〜ん、具体的にどう変わったのかイメージしづらいかも。
それじゃ、1つずつ詳しく解説するね。
ありがとう!
1.検索結果の精度が向上
検索キーワードの意味や文脈を正確に理解できるようになって、複雑な単語や自然言語での検索でも、ユーザーが求める適切な結果を提供できるようになったんだ。
その他にも、昔はキーワードが一致していれば検索結果として表示していたけど、文脈を理解して言い回しが異なっていても、意図する内容ならば関連結果として表示してくれるようになったんだよ。
例えばこんな感じにね。
1.「SEO」と「検索エンジン最適化」
2.「LAN」と「ローカル・エリア・ネットワーク」
3.「やり方」と「方法」
あー!知りたいことは同じでも、「SEOのやり方」って検索することもあれば、「検索エンジン最適化 方法」って検索することもあるもんね。
そうだよね!検索エンジンがユーザーの検索意図を重視して検索結果を出してくれるから、これまでのアルゴリズムだと辿り着けなかった情報を知ることもできるんだよ。
2.ユーザー行動からコンテンツの質を評価
それから、ユーザーの行動も分析してくれるようになったね。
ユーザーの行動?具体的に教えて!
例えば、クリック率。ユーザーが特定の検索結果をクリックする頻度が高い時、その結果が関連性が高いとみなされることがあるよ。
クリック率が高い結果は、他のユーザーにとっても有益なサイトである可能性が高いと判断されるんだ。
ほかには、滞在時間や直帰率なんかも見ていて、長時間ユーザーが滞在しているページは価値があると見なされるし、ページを見たユーザーがすぐに出て行ってしまう(直帰)場合、そのページは質が低いと判断されるね。
そっかー!確かに、見てみたものの何か違うなって思ったらすぐに出ちゃうかも。
ただ、ランクブレイン導入の1年後に、Google公式が「滞在時間はSEOに大きな影響を与えない」と発表してるから、それは知っておいてね!
ランクブレインを意識したSEO対策を紹介!
ランクブレインを意識したSEO対策には、どんなものがあるの?
主にあげるとしたら、この2つかな。
1.ユーザーの検索意図を重視してコンテンツを作る
2.ロングテールキーワードで検索上位を狙う
なるほど!検索意図の理解力が上がっているんだから、その2つを重視するのは大切だよね。
1.ユーザーの検索意図を重視してコンテンツを作る
ユーザーが検索する際の意図を理解して、それに応じたコンテンツを提供することが重要だね。
情報を探しているのか?特定の商品の購入がしたいのか?とか、目的を見極めてコンテンツを作成することが大切になってくるよ。
ユーザーのことを考えるなら、読みやすさも考える必要があるのかな?
そうだね。コンテンツは読みやすく、きちんと情報を整理して見出しを作り、どこに何が書いてあるのかがわかりやすい方が理想だよ。
それから、忘れちゃいけないのが、スマホやタブレットなどの小さい画面でも見やすいレイアウトを意識すること!
最近は、スマホで検索する人が多いもんね!
私の友達の中には、パソコンを持っていないって人もいるよ。
2.ロングテールキーワードで検索上位を狙う
それから、ロングテールキーワードでコンテンツを作成したり、SEO対策したりすることも大切だよね。
ロングテールキーワードって、何?
複数のキーワードを組み合わせる形で作られた、検索ボリュームが比較的少ないキーワードだよ。
例えば、「YouTube SEO やり方」「SEOコンサル 会社 Msta 口コミ」がロングテールキーワードなんだ。
ロングテールキーワードは、検索ボリュームが低いことから競合が少なく、上位表示させやすいっていうメリットがあるよ。
たくさんの単語を組み合わせたキーワードにすることで、ユーザーの細かな意図に合わせた内容を作りやすくなるから、ロングテールキーワードで検索上位を狙うことが重要なんだ。
そっかー。「音楽」ってキーワードだけだと、流行の曲を聴きたいのか、クラッシックを聴きたいのか、はたまた歴史を知りたいのか、色々あるもんね。
そうだね。それでいうと「アニソン 懐かしい 20代」とかのキーワードでコンテンツを作るなら、”現在20代で子どもの頃夢中になって観たアニメのオープニングを聴きたい”といったユーザーの意図に合わせた内容を作れるよね。
より、ピンポイントになっていいね!
まとめ
最後に、ランクブレインについてまとめたよ。
まとめ
◆ランクブレインとは、2015年にGoogleが取り入れたAI(人工知能)を使用した検索アルゴリズムのこと
◆ユーザーが検索する時に入力した単語の意味を理解して、最適なページを選び出してくれる
◆ランクブレインによって、検索エンジンがユーザーの検索意図を予測して検索結果を表示できるようになった
やっぱりランクブレインってすごいなー!
そのうち、「あの、あの、あれ!あれ出して!!」とかでも出してくれるようになったりして。
さすがに、それは難しいと思うけど・・・。
ブルーちゃん!今日はいろいろ教えてくれてありがとうね。
いえいえ。またいつでも聞いてね。
ブルー
SEOやエンジニアリングマーケティングが得意。非常にめんどくさがりで、動きたくないがために自分でコードを書いて自作のMAを組んだりする。自動化のためなら努力は惜しまない。