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マーケティング

更新日: 2023/12/22

離脱率とは?直帰率との違い・改善方法・調べ方を解説!

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パープルちゃんパープルちゃん!!!

あら、どうしたのイエローちゃん?

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サイトのアクセス解析をしてみたら、離脱率っていう数字が出てきたんだけど…

あら!より良いサイト作りのために数値分析を行うなんて偉いじゃない

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離脱率を参考に、サイト改善に取り組んでいくのね!

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でも、離脱率が何を表しているのかわからないの!助けてパープルちゃん!

あらら…

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じゃあ今日は離脱率について、混同しやすい直帰率との違いや確認方法、改善方法などについて解説していくわね

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離脱率とは

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離脱率とは、あるページに訪れたユーザーが、どのくらいの割合でサイトを離れているかを表す割合のことよ

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ユーザーがサイトに訪れてから離れるまでの一連の行動を「セッション」、ユーザーがページを閲覧することを「PV(ページビュー)」というんだけど…

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離脱率は、あるページでの全てのPVの内、セッションの最後のPVになった割合を数値化しているの

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例えば、あるサイト以下の5つのセッションがあったとしてみましょう

あるサイトの例

セッション1. ページA → ページB → 離脱


セッション2. ページA → 離脱


セッション3. ページB → ページA → 離脱


セッション4. ページA → ページB → ページA → 離脱


セッション5. ページC → 離脱

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この場合、ページAの離脱率は何%になるかしら?

ページAのPVは5回で、そのうち最後のPVになっているのは3回だから、3/5で60%だね!

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その通りよ!離脱率はこのように計算されるわ

離脱率と直帰率の違いとは?

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離脱率とよく似ている用語に、「直帰率」があるわ

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直帰率とは、サイトのセッションの内、最初に訪問したページから他のどのページにも遷移せず、そのままサイトを離脱したセッションの割合のことよ

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もう一度、先ほどの5つのセッションを見てみましょう

あるサイトの例

セッション1. ページA → ページB → 離脱


セッション2. ページA → 離脱


セッション3. ページB → ページA → 離脱


セッション4. ページA → ページB → ページA → 離脱


セッション5. ページC → 離脱

あっ、セッション2とセッション5では、ユーザーがどこにも移動せず直帰しているね

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そうね。5つのセッションの内2つが直帰したセッションとなるので、サイト全体の直帰率は2/5、つまり40%となるわ

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また、直帰率はページごとに算出することも可能よ

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例の場合、ページAから閲覧を開始した3つのセッションの内1つが直帰しているためページAの直帰率は33%となるわ

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ページCから閲覧を開始したセッションは直帰した1つのみだから、ページCの直帰率は100%ね

離脱率は改善するべき?

離脱率が高いページは、今すぐ改善しないと!

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慌てないで、イエローちゃん。必ずしもそうとは限らないわ

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ページの種類によっては、離脱率が高くても問題ない場合もあるの

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例えば、商品購入や会員登録、資料請求などを行った後に「ありがとうございました」のテキストが表示されるような、いわゆる「サンクスページ」での離脱は、ユーザーはサイトの目的を達成した上で離れているから、改善する必要がないわ

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また、別のサイトへと誘導する目的でリンクを設置しているページも、サイトから移動してもらうのが目的だから、離脱率が高くても問題ないわ

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ここからは、離脱率が高い時に特に改善が必要なページとその改善方法について解説していくわね

改善が必要なページ1.問い合わせ・登録フォームや商品購入ページ

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問い合わせフォームや会員登録フォーム、ECサイトの商品購入前の情報入力画面などで離脱率が高い場合は改善の余地があると考えられるわ

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このようなページで離脱が多いのは、入力項目が不必要に多かったり、スマホ向けのレイアウトが整っていなかったりと、入力フォームが最適化されていないことが原因の可能性があるわね

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このような入力フォームの最適化を、マーケティング用語ではEFO(Entry Form Optimization)というわ

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フリガナの自動入力や、郵便番号に対応した住所の自動入力、エラーが発生した場合にどの項目が原因となっているかを分かりやすく知らせるなど、きめ細かい対応によってユーザーのストレスを減らし、離脱率を下げることができると考えられるわ

改善が必要なページ2.滞在時間の短いページ

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離脱率が高く、さらにユーザーの滞在時間が短いページでは、ユーザーが求めている情報を提供できていない恐れがあるわ

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ページタイトルやターゲットとしている検索キーワードと内容が乖離している場合、ユーザーは「なんか違うな」と思ってすぐに離脱してしまうわ

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ユーザーが知りたい内容をしっかりと提供できているか、今一度コンテンツ内容を見直してみましょう

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また、ページが重く読み込みに時間がかかると、ユーザーが離脱する原因になるから、サイトのデータが軽量化されているかチェックするのも大切ね

離脱率の確認方法について解説!

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離脱率はどうやって調べればいいの?

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Googleが提供している無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」で確認できるわ

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Googleアナリティクスには、旧バージョンであるUAと新バージョンであるGA4という2つのバージョンがあるから、それぞれでの確認方法を紹介するわね

離脱率の確認方法1.UAの場合

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UAでの離脱率の確認方法は以下の通りよ

GoogleAnalytics(UA)での離脱率の確認方法

メニュー内の[行動]>[サイトコンテンツ]>[すべてのページ]をクリック


画面右上の日付選択部分にて、集計したい期間を入力


画面下段の表で、「離脱率」の列を確認

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この手順で、ページごとの離脱率を確認することができるわ

離脱率の確認方法2.GA4の場合

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実は、2020年10月にリリースされた新バージョンであるGA4には、離脱率という指標が存在しないわ

なんで!?

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GA4が、サイト内の動画の長さに依存する滞在時間や、ページという概念が存在しないWebアプリの台頭によって、ページという単位だけではユーザーの行動を適切に分析することができなくなりつつある新しい時代に合わせた解析ツールだからよ

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離脱率や直帰率の代わりに、GA4では「エンゲージメント率」という指標が重視されているの

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10秒以上の閲覧や2回以上のPV、もしくはコンバージョンイベントが発生したセッションがエンゲージメントのあったセッションとみなされ、全セッションのうちエンゲージメントのあったセッションの割合がエンゲージメント率となるわ

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エンゲージメント率が低い場合は、離脱率が高い場合と同じような対策が有効だから、メニュー内の[レポート]>[エンゲージメント]から数値を確認してみてね

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離脱率についてのポイントは以下の通りよ

まとめ

◆離脱率とは、あるページに訪れたユーザーが、どのくらいの割合でサイトを離れているかを表す割合のこと


◆最初に訪問したページから他のどのページにも遷移せず、そのままサイトを離脱したセッションの割合を示す直帰率とは異なる


◆問い合わせ・会員登録フォームや商品購入画面、滞在時間の短いページで離脱率が高い場合は、入力フォームの最適化やコンテンツ内容の見直しなどの対策が必要

ありがとうパープルちゃん!よーし、離脱率改善に励むぞー!

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ふふふ、頑張ってね

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パープル

リスティング広告
ディスプレイ広告
オフライン広告

得意分野は広告。数字に強く、リスティングやディスプレイ広告でCPAを追うだけでなく、その先のLTV/CACでのトラッキングも行う。また、オフライン広告も得意で、サイネージ広告や電車内広告などにも強みを持つ。

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