オープンクエスチョンとは？使い方やメリット・デメリットを解説

ピンクちゃん、ピンクちゃん

最近オープンクエスチョンってよく聞くんだけど、何か分かる？

よろしくお願いします。

オープンクエスチョンとは、「はい」「いいえ」などの単純な返答ではなく、回答者が返答内容を考えて答える質問の仕方よ。

例えば、「ピンクちゃんを見てどう思いますか？」って聞かれたらどう答える？

うんうん。

じゃあ次に、「ブルーちゃんは自分の事をどう思っていますか？」という質問の回答を考えてみましょう。

今みたいに、「はい」や「いいえ」で答えられない質問がオープンクエスチョンの例よ。

クローズドクエスチョンのことね。

例えば、「あなたは女性ですか？」「ここに座ってもいいですか？」といった質問がクローズドクエスチョンに該当するわ。

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの違いは分かったかしら？

オープンクエスチョンというのは、相手の回答を固定しないで、自由な答え・意見を聞きたいときに利用するの。

クローズドクエスチョンは「はい」や「いいえ」で終わってしまうけど、オープンクエスチョンは回答をしてもらったものにさらに質問を派生していくことだってできるのよ。

オープンクエスチョンをうまく活用するには、まずクローズドクエスチョンから始めてみることが大切よ。

例えば初対面の人と話をする場合、オープンクエスチョンのように具体的な質問を投げかけるよりも、クローズドクエスチョンから始めた方が相手が答えやすいの。

ブルーちゃんは、新しいケーキの味を知りたいときはどんな質問をする？

ケーキ屋さんに「このケーキは美味しいですか？」と聞いたら、当然「はい」と答えるわよね。

でも、ケーキ屋さんに聞きたいのは「はい」という答えじゃないでしょう？

具体的な味やケーキの売りを聞き出すには、オープンクエスチョンが役立つのよ。

もちろんメリットもあるし、デメリットもあるわよ。

まずは、オープンクエスチョンのデメリットを説明していくわね。

1つ目は、回答者の言語能力が必要になるということだよ。

オープンクエスチョンは回答者に対して自由な回答をしてもらうことができると伝えたけど、言語能力が低い人にとっては、じっくり考えて答えないと上手に回答できないことがあるの。

2つ目は、話の本質から離れてしまう恐れがあるということ。

オープンクエスチョンは答えの自由性が高い分、自分が求めていた答えから離れていく可能性が出てくるの。

主に打ち合わせや会議などは、いろいろな題材が出てくるからオープンクエスチョンは良いけど、話がそれやすいのよね。

会議が長引かないように、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを織り交ぜて進めていきたいわね。

商談に使われることが多いオープンクエスチョンは、営業活動に有効活用できるんだよ。

営業で仕事を獲得するまでのプロセスで、オープンクエスチョンが使えるんだよ。

まずは、お客様にどんな要望があるのかを聞くことからオープンクエスチョンは始まるわ。

例えば、「今の商品を使っていて困っていることはありませんか？」「予算はいくらですか？」と聞くわよね。

そうすると、お客様から詳しい悩みごとや予算が返ってくるでしょう？

悩みごとをヒアリングできたら、その解決法や新しい商品などを提案するの。

提案するだけではなく、会話の中で出てきた新しい要望に関しても、オープンクエスチョンで詳しく深掘りしていくことが大切よ。

商談が成立したら、今後の商品に期待していることを聞くのもいいかもしれないわね！

オープンクエスチョンを使うことで、コミュニケーションの活性化につながるからよ。

オープンクエスチョンは、相手に答えを考えてもらえるから、会話のキャッチボールが増えるよね。

相手の考えてることを引き出すには、「5W1H」が必要とされているわ。

5W1Hっていうのは、「when（いつ）」「where（どこで）」「who（誰）」「what（何）」「why（なぜ）」「how（どうやって）」のこと。

効率的に使用すると、相手が考えていることを深堀りできるのよ。

そうよね。

とくに5W1Hのなかでもwhat、why、whereを使用すると具体的な内容を引き出すことができるわ。

例えば、「何があれば勝負に勝てますか？」「なぜ、負けたんですか？」「どこで試合をするのが好きですか？」みたいな質問ね。

このような質問をした場合は、相手の考えをしっかり聞くことができるの。

こんな感じでオープンクエスチョンを適切に使うことによって、会話が盛り上がるし、相手の気持ちを引き出すこともできるわよ。

うん、あるわよ。

注意しなければいけないポイントは、信頼関係を築くための質問にすることよ。

自分の事だけを考えた質問ではなく、相手の気持ちを考えた質問をしていこう。

オープンクエスチョンは一方的な質問になりやすいから、回答者は「面倒」「細かすぎる」と感じてしまう恐れがあるの。

そうなのよ。相手が「今この質問を望んでいるのかな？」と配慮する事も必要ね。

質問は相手との会話のキャッチボールを意識して、信頼関係を築くために使ってほしいな。

今回は、オープンクエスチョンについて解説してきたよ。最後に解説した内容を説明していくよ。

ブルーちゃん、オープンクエスチョンの事がわかったかな？

よかった。またわからないことがあったら聞いてね。