サーバーサイドレンダリングの基本情報!メリット・デメリットものアイキャッチ画像

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更新日: 2025/9/29

【イラスト付き】サーバーサイドレンダリングの基本情報!メリット・デメリットも

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最近、会社のWebサイトの表示が遅いってお客さんから言われていて・・・開くまで真っ白な画面が続くんだけど、何とかならないかなぁ。

もしかしたら、ページの表示処理をブラウザ側で全部やってるのかもしれないね。

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クライアントサイドで処理する方式だと、画面が見えるまで時間がかかることがあって、SEOにもマイナスになる場合があるんだ。

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検索の順位にも影響があるのは困るし、どうにか対策したいわ。

それじゃあ今回は、表示速度の高速化に効果がある「サーバーサイドレンダリング」の意味や定義、メリット・デメリットを紹介するね!

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ブルーちゃん、お願いね!

サーバーサイドレンダリングとは?初心者向けに解説

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まずは、サーバーサイドレンダリングがどのようなものか理解しよう。

サーバーサイドレンダリングって、あまり聞き慣れない単語だし、何だか難しそうね。

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たしかに、初心者には少し難しい単語も出てくるから、下記の表であらかじめ紹介しておくね。

レンダリング データやコードをもとに、画像や映像のような画面に表示できる形に組み立てる処理のこと
HTML Webページの作成するためのコード。文章の構成・見出し・リンクなどの基本要素を記述する
Next.js(React系)とNuxt.js(Vue系) サーバーサイドレンダリングを導入するために便利なフレームワーク
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「サーバーサイドレンダリング(SSR:Server Side Rendering)」は、Webページの内容をあらかじめサーバー側で作っておき、完成した状態でユーザーのブラウザに届ける技術だよ。

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一方、最近よく使われるシングルページアプリケーション(SPA)では、最初に最低限のデータだけが送られ、ページの見た目はユーザーのブラウザの中で後から組み立てられるんだ。

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通信環境や処理のタイミングによっては、画面がしばらく真っ白のままになることもあるよ。

うちの会社のサイトも、画面が真っ白になっている時間が多いのよ。シングルページアプリケーションが実装されていたからなのね。

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サーバーサイドレンダリングでは、あらかじめ完成したHTMLが届くため、ユーザーはすぐにページの内容を目にできて、体感的な速さが大きく向上するんだ。

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近年では、Next.js(React系)やNuxt.js(Vue系)といったフレームワークが整備されており、サーバーサイドレンダリングの仕組みも以前より手軽に取り入れられるようになっているよ。

サーバーサイドレンダリングのメリットを紹介

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サーバーサイドレンダリングには、Webサイトの見た目や使いやすさだけでなく、検索エンジンやパフォーマンスの面でも多くのメリットがあるんだ。

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具体的には、下記のようなメリットが挙げられるよ。

サーバーサイドレンダリングのメリット

1.処理速度が向上する


2.SEO対策になる


3.アクセシビリティが向上する

処理速度の向上のほかにも、色々なメリットがあるのね。

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うん。以下でそれぞれ詳しく見ていこう。

1.処理速度が向上する

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先ほど解説したように、処理速度の向上はサーバーサイドレンダリングの代表的なメリットだよ。

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サーバーサイドレンダリングを使うと、ページの表示が速くなる理由の1つが、コードを細かく分けて扱える点なんだ。

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プログラミング言語を小さなまとまりごとに整理できるため、必要なものだけを効率よく読み込めるよ。

さらに、サーバー側であらかじめHTMLを作って送ってくれるから、ユーザーの画面にはすぐにページの内容が表示されるのよね。

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そう!処理速度の向上によってWebサイトの全体的な動きが軽く感じられ、使いやすさがアップするんだ。

ユーザーの満足度を高めることにもつながるわね。

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2.SEO対策になる

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サーバーサイドレンダリングは、検索結果で上位を目指す上でも効果的だよ。

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検索エンジンは、すばやく表示されて内容がきちんと読み取れるページを好む傾向があるよね。

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完成されたHTMLの表示は、検索エンジンがページの内容を正しく認識しやすくする効果があるんだ。

検索エンジンも、ユーザーと同じようにページを選ぶのね。

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また、表示が早くなってユーザーがすぐに情報を見られるため、ページからすぐに離れてしまう人が減るよ。

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滞在時間も長くなって、Webサイト全体の評価アップにもつながるんだ。

3.アクセシビリティが向上する

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サーバーサイドレンダリングを使うと、より多くの人にとって使いやすいページが作れるよ。

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たとえば、JavaScriptが無効になっている場合や、上手く読み込まれない場合でも、ページの内容がきちんと表示されるんだ。

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これによって、障害のあるユーザーや、環境によって制限のあるユーザーにも情報がしっかり届きやすくなるんだよ。

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JavaScriptに関係なく、誰でもアクセスしやすいページを目指すなら、サーバーサイドレンダリングが欠かせないんだ。

サーバーサイドレンダリングにはデメリットも

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サーバーサイドレンダリングは便利な反面、サーバーへの負担が大きくなるというデメリットもあるよ。

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ページを表示するたびにサーバーと通信するため、アクセスが集中するとサーバーの動きが重くなりやすいんだ。

サーバーサイドレンダリングを実装すればOKというわけではないのね。

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また、クライアント側で処理する「クライアントサイドレンダリング(CSR)」と比べると、ページ移動のスピードがやや落ちてしまうこともあるよ。

対処法はないの?

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キャッシュ機能を活用すれば表示速度の遅さを軽減することもできるけど、その分開発や設定に手間とコストがかかるんだ。

サーバーサイドレンダリングはどこで使われている?

それにしても、サーバーサイドレンダリングってどこで使用されているの?

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サーバーサイドレンダリングは、意外と身近なところで使われているよ。

サーバーサイドレンダリングがよく使われている場所

1.文字数が多いニュースサイトやブログ


2.商品数の多いECサイト

どちらも日常でよく使うWebサイトだわ。

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なぜサーバーサイドレンダリングが使われるのか、その理由を見ていこう。

1.文字数が多いニュースサイトやブログ

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ニュースサイトやブログなど、文字情報が多く更新頻度も高いよね。

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サーバーサイドレンダリングを使えば、読み込み速度が早くなり、検索結果で上位表示されやすくなるよ。

ユーザーが素早く記事を読めるメリットもあるわね。

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そうそう。結果として、SEO対策につながるんだ。

2.商品数の多いECサイト

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ECサイトは商品数が多く、検索や一覧表示が頻繁に行われるよね。

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サーバーサイドレンダリングによってページ表示がスムーズになると、初めて訪れるユーザーもすぐに商品情報を確認できるよ。

購入までのストレスを減らせるから、コンバージョンの数が増えそうね。

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そうだね。コンバージョン率の改善にもつながるのは、すごくいいことなんじゃないかな?

まとめ

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今回は、サーバーサイドレンダリングの基本情報を解説してきたけど、よく分かったかな?

かなり難しい内容だったけど、関連用語なども説明してもらえたから、サーバーサイドレンダリングがどのようなものか理解できたわ。

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デメリットも踏まえて、実装を検討するわね。

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最後にまとめとして、以下3点を頭にメモしていってね。

まとめ

◆サーバーサイドレンダリングとは、Webページの内容をあらかじめサーバー側で作っておき、完成した状態でユーザーのブラウザに届ける技術のこと


◆サーバーサイドレンダリングの主なメリットは、「処理速度が向上する」「SEO対策になる」「アクセシビリティが向上する」の3つ


◆サーバーサイドレンダリングのデメリットは、アクセスが集中するとサーバーの動きが重くなりやすいこと

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ブルー

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マーケティングオートメーション(MA)
アフィリエイト
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SEOやエンジニアリングマーケティングが得意。非常にめんどくさがりで、動きたくないがために自分でコードを書いて自作のMAを組んだりする。自動化のためなら努力は惜しまない。

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