マーケティング
更新日: 2024/7/31
アクティブユーザーとは?種類や調べ方、重要性について解説!
ブルーちゃん、今ちょっといいかしら?
ピンクちゃん、どうしたの?
アクティブユーザーについて調べてるんだけど、理解しきれていなくて、、、
そうなんだね〜。そしたら、解説は私に任せてよ。
本当?助かるわ!
目次
アクティブユーザーとは?
まず最初に、アクティブユーザーの定義について説明するね。
アクティブユーザーとは、ある期間内にサービスを利用したユーザーのことなんだ。
名前の通り、「期間内にアクティブだったユーザー」ってことなのね。
そうそう。ユーザー単位で集計するから、1人が期間内に複数回利用しても、アクティブユーザー数は1とカウントされるよ。
「アクティブ」の定義に決まりはあるのかしら?
特に決まりはないから、自社で決めてOKだよ。
当たり前だけど、定義は計測できるものにして、一般的に想像する「アクティブ」とあまりにもかけ離れたものにしないように注意してね。
アクティブユーザーの種類は?
アクティブユーザーの種類については知ってるかな?
アクティブユーザーに種類なんてあるの!?
そんなに難しいことじゃないから落ち着いて〜。
アクティブユーザーの種類は、以下の3つだよ。
1.MAU(Monthly Active Users)
2.WAU(Weekly Active Users)
3.DAU(Daily Active Users)
アルファベットばっかりで見当もつかないわ、、、
詳しく解説していくね。
アクティブユーザーの種類1.MAU(Monthly Active Users)
MAUとは、Monthly Active Usersの頭文字を取ったもので、月間アクティブユーザーのことなんだ。
1ヶ月間のアクティブユーザーってことなのね!
その通りだよ〜。MAUは1ヶ月という比較的長いスパンでのアクティブユーザー数のことだから、曜日や天気などによる変動や、突発的な出来事による外れ値の影響を受けにくいんだ。
ということは、より精緻な実力を知りたいときは、MAUを調べると良いのね!
そうだね。扱っているサービスにもよるんだけど、直近数ヶ月分のMAUを見れば実力の傾向は大体掴めると思うよ。
アクティブユーザーの種類2.WAU(Weekly Active Users)
WAUって何の頭文字かわかるかな?
Weekly Active Usersかしら!
正解だよ〜。WAUというのは週間アクティブユーザーのことなんだ。
1週間のアクティブユーザーだから、直近のアクティブユーザーの傾向を掴みたいときに調べることが多いね。
1週間ってことは、月に1回使われるかどうかというサービスではなくて、比較的頻繁に使われるサービスのアクティブユーザーを調べるほうが良さそうね。
その通りだね。
アクティブユーザーの種類3.DAU(Daily Active Users)
最後の1つはDAUというんだけど、これは何の頭文字かわかるよね!
Daily Active Usersよね!
その通り!DAUとは、1日あたりのアクティブユーザーのことなんだ。
頻繁に使われるサービスはDAUを調べると、曜日や天気、日にちによるトレンドがわかることが多いよ。
トレンドって、暑い日はコンビニやスーパーで冷たい飲み物やアイスクリームが売れるみたいなことかしら。
そうそう。DAUを調べて、ユーザーがどんな日にどんな行動をしているのかという傾向を掴めれば、マーケティング戦略も立てやすくなるんだ。
アクティブユーザーの調べ方は?
ところで、アクティブユーザーってどうやって調べればいいのかしら?
Webサイトの場合はGoogle Analyticsを使って調べられるし、Androidアプリの場合はGoogle Analytics for Firebase、iOSアプリの場合はApp Analyticsなど、アクティブユーザーを調べられるツールは色々あるんだ。
色々方法があるのね。
もちろん、自社独自で計測ツールを開発するのもOKだよ。
アクティブユーザーの調査はなぜ重要なの?
アクティブユーザーの調査が重要って聞いたんだけど、なんでそんなに重要なのかしら?
それは以下の3つの理由があるからなんだ。
1.リピーターを増やせるから
2.見込み顧客の発見に繋がるから
3.LTVの増加に繋がるから
アクティブユーザーの調査って、マーケティング活動にとってすごく重要なのね!
そうなんだよ。理由について、1つずつ詳しく説明するね。
1.リピーターを増やせるから
アクティブユーザーの調査が重要な1つ目の理由は、リピーターを増やせるからだよ。
どういうこと?
アクティブユーザーを調べることで、現状のリピーターの数をある程度把握できるし、施策の効果も見やすくなるんだけど、それがリピーターの増加に繋がるんだよ。
たとえば、リピーターを増やす施策を実行しているのにアクティブユーザーに変化がなかったり、減っていたりしたら、その施策をやめて別の施策を実施できるから、効率的にリピーターを増やせるんだ。
なるほどね。施策の効果検証にアクティブユーザーのモニタリングは必須と言えそうね!
2.見込み顧客の発見に繋がるから
アクティブユーザーの調査は見込み顧客の発見にも繋がるよ。
どうしてかしら?
たとえば「Webサイトに訪問してアクションした人」をアクティブユーザーとする場合、アクティブユーザーが急激に増えるということは、そのWebサイトの需要が高まっているということなんだよ。
この場合、アクティブユーザー自体が見込み顧客だし、その中でもさらに資料請求や問い合わせなどをした人は、より確度の高い見込み顧客ということになるよね。
たしかにそうね!アクティブユーザーにコンタクトする方法があれば、見込み顧客を効率的に顧客にできそうね。
アクティブユーザーに向けて広告を出したり、資料請求や問い合わせなどで連絡先を取得して集客したりと、色々方法はあるよ。
ただし、取得した連絡先を広告目的で使うには色々決まりがあるから注意してね〜。
3.LTVの増加に繋がるから
アクティブユーザーの調査は、間接的にLTVの増加にも繋がるんだ。
LTVって、企業が1人の顧客から生涯を通して得られる利益のことよね?
そうそう。LTVはLife Time Valueのことで、顧客生涯価値とも訳されるね。
アクティブユーザーの調査をすることによって、リピートを増やす施策や単価が上がる施策を効率的に行えるようになるから、結果的にLTVの増加にも繋がるということなんだよ。
なるほどね!アクティブユーザーを調査して施策を効率的に行っていくのは、企業にとってかなり大切なことなのね!
ユニークユーザーとの違いは何?
アクティブユーザーとユニークユーザーの違いがよくわかっていないんだけど、この2つは全く違う指標なのかしら?
ユニークユーザーは特定の期間内にWebサイトを閲覧したユーザーのことで、アクティブユーザーはサービスを実際に利用するなど何かしらのアクションをとったユーザーのことなんだ。
なるほど!ということは、アクティブユーザーはユニークユーザーより少ないのね。
うん。ユニークユーザーの中にアクティブユーザーが含まれるからね。
まとめ
アクティブユーザーについてまとめると、こんな感じだよ〜。
まとめ
◆アクティブユーザーとは、ある期間内にサービスを利用した(アクションを起こした)ユーザーのこと
◆アクティブユーザーの種類はMAU(月刊アクティブユーザー)・WAU(週間アクティブユーザー)・DAU(日別アクティブユーザー)の3つ
◆Webサイトの場合はGoogle Analytics、Androidアプリの場合はGoogle Analytics for Firebase、iOSアプリの場合はApp Analyticsなどで、アクティブユーザー数を調べられる
◆リピーターを増やせること、見込み顧客の発見に繋がること、LTVの増加に繋がることがアクティブユーザーの調査が重要な理由
◆ユニークユーザーは特定の期間内にWebサイトを訪れるなどしたユーザー数のことで、アクティブユーザーはサービスを実際に利用するなど何かしらのアクションをとったユーザーのこと
アクティブユーザーについて説明したけど、もうわからないことはないかな?
おかげさまで、アクティブユーザーの基本から種類、調べ方や重要性までよくわかったわ!
よかったよ。またわからないことがあったら、いつでも聞いてね〜。
ブルーちゃん、ありがとう!
ブルー
SEOやエンジニアリングマーケティングが得意。非常にめんどくさがりで、動きたくないがために自分でコードを書いて自作のMAを組んだりする。自動化のためなら努力は惜しまない。