マーケティング
更新日: 2024/7/31
直帰率とは?計算方法や直帰率が高い原因、離脱率との違いを解説!
ブルーちゃん、ちょっと今いいかしら?
大丈夫だよ。どうしたの?
直帰率について調べてるんだけど、よくわからなくて、、、
詳しく教えてもらえないかしら?
直帰率だね。じゃあ、直帰率の意味や重視される理由、計算方法などについて詳しく説明するよ。
ありがとう!助かるわ!
目次
直帰率とは?
直帰率っていうのは、あるWebサイトを訪れたユーザーが、そのWebサイト内の他のページに訪問することなく離脱してしまった割合のことなんだ。
1ページ目で直帰してしまったユーザーってことね!
そうそう。たとえばWebサイトの中で訪れた最初のページを見てすぐに戻るボタンを押したり、Webブラウザ自体を終了したりすると、直帰と見なされるんだ。
あとは、ページを開いたまま30分以上経過すると、直帰と見なされることもあるよ。
30分以上同じページをずっと見続けるとは考えにくいから、電源の切り忘れなどで実質直帰しているって感じなのかしら。
その通りだよ〜。
なんのために直帰率を見るの?
そもそも直帰率って、なんのためにみんな見ているのかしら?
ひとことで言うと、Webサイトの評価をするためだね。
どんな評価をするの?
色々あるんだけど、ユーザーにとってのWebサイトの利便性を評価することが多いんだ。
ユーザーにとって利便性の高いWebサイトであれば直帰率は低くなるはずだし、結果的にそういうサイトはSEOでも評価されやすくなるんだよ。
直帰率って大事な指標なのね!
そうなんだ。直帰率が高い場合は、ユーザーにとっての利便性が悪いはずだから、改善したほうがいいんだよ。
直帰率の計算方法は?
直帰率ってどうやって計算すればいいの?
直帰率は、「直帰数÷セッション数」で算出できるんだ。
セッションってなんだったかしら、、、
セッションっていうのは、通信が開始されてから終了するまでのことで、「Webサイトにアクセスした回数」と言い換えることもできるんだ。
そういうことなのね!よくわかったわ。
直帰率が高い原因は?
ところで、どういうことが原因で直帰率が高くなるかは知ってる?
ユーザーが何か不便を感じたら直帰率が高くなりそうな気がするけど、実際どうなの?
その通りだよ。細かく言うと、主に以下の5つが原因で直帰率が高くなってしまうことが多いんだ。
1.検索意図と記事の内容が合っていないから
2.ページの表示速度が遅いから
3.モバイル最適化がされていないから
4.回遊しにくい構造になっているから
5.内容がわかりにくいから
たしかに、どれもユーザー目線で見ると嫌な現象よね。
だよね〜。じゃあ、1つずつ詳しく解説していくね。
1.検索意図と記事の内容が合っていないから
検索意図と記事の内容が合っていない場合、ユーザーが検索画面に戻ることが多いから直帰率が高くなるよ。
私も、「知りたかったこととちょっと違うな」と思ったら、すぐ検索画面に戻っちゃうわね。
そうだよね。その場合はページの滞在時間も短くなって、SEO的にも良くないんだよ。
検索意図と記事の内容を合わせるにはどうしたらいいのかしら?
ユーザーが検索するキーワードから、何を求めているかを真剣に考えるのが基本だね。
あとは記事のタイトルを内容とちゃんと合わせると、検索意図が大きく外れたユーザーは流入しなくなるから、直帰率が上がりにくくなるよ。
ユーザーが求めている答えをしっかり記事に盛り込むのが大事なんだ。
2.ページの表示速度が遅いから
ページの表示速度が遅いことも、直帰の原因になりやすいよ。
あまりにもページが表示されないと、イライラして「もう別のページで探そう!」という気分になるものね。
まさにその通りで、表示速度が遅ければ遅いほど直帰率は高くなると言われているんだ。
大体何秒ぐらいで表示されるようにすればいいの?
遅くとも、3秒以内がいいと言われているよ。
3.モバイル最適化がされていないから
モバイル最適化がされていないのも、直帰率が上がってしまう原因になるんだ。
モバイル最適化っていうのは、「スマホなどのモバイル端末でもうまく表示されるようにする」ってことで合ってるかしら?
その通りだよ。PCだけに対応したWebサイトのデザインだと、文字が小さすぎたり、レイアウトが横に長すぎたりするから見にくいんだよね。
たまーにそういうWebサイトを見かけるわね、、、
そういうWebサイトって、見にくくて直帰しちゃうでしょ?
迷わず直帰してるわ!
4.回遊しにくい構造になっているから
そもそも回遊しにくいWebサイト構造になっていたら、たとえユーザーが別のページを見に行きたくても行くのが難しいから、直帰率が上がってしまうんだ。
それはもったいないわね。
そう!本当にもったいないんだよ。
回遊してもらえるように、関連する記事やページのリンクを目に入りやすい場所に貼って、メニューバーやナビゲーションをうまく使うといいよ。
5.内容がわかりにくいから
内容がわかりにくいというのも、直帰率が高くなってしまう原因になりやすいんだ。
知りたいことがあって記事を読んでいても、理解できなかったら別のWebサイトでもう1回探してみようと思っちゃうものね。
ユーザーは最短で答えに辿り着こうとしているから、わかりにくいと容赦無く離脱してしまうんだよ。
そうよね。わかりにくい記事を読む意味はないものね。
そうそう。とにかくユーザー目線を忘れずに、「どうやったらユーザーが求めている答えを最短でわかりやすく提供できるか」を考えるといいよ。
もちろん、それ以外にも大事なことはあるから、あくまでバランスを取りながらわかりやすさも疎かにしない姿勢が大切だよ。
ユーザー目線はどんな施策でも大事ね!
直帰率と離脱率との違いは?
離脱率っていうのも聞いたことがあるんだけど、直帰率とは全く別のものなのかしら?
ややこしいけど、実は違うんだ。
直帰率はWebサイトを訪れたユーザーが、他のページを訪れることなく離脱した割合であるのに対して、離脱率はユーザーが特定のページから離脱してしまった割合のことなんだ。
ということは、離脱率を求める式の分母はページの訪問数ってことかしら!
その通りだよ〜。離脱率は、「離脱回数÷ページビュー数」で求めることができるよ。
なるほどね!離脱率はページごとの離脱を調べるもので、直帰率はWebサイト全体の直帰を調べるものなのね!
正解!
まとめ
最後に、直帰率についてまとめるね。
まとめ
◆直帰率とは、あるWebサイトを訪れたユーザーが、そのWebサイト内の他のページを訪れることなく離脱してしまった割合のこと
◆直帰率を見ることでWebサイトの評価をすることができ、ユーザーの利便性の指標にもなる
◆直帰率は、「直帰数÷セッション数」で算出できる
◆検索意図と記事の内容が合っていない、ページの表示速度が遅い、モバイル最適化がされていない、回遊しにくい構造になっている、内容がわかりにくいなどの要因で、直帰率は下がってしまう
◆離脱率はユーザーが特定のページから離脱してしまった割合のことで、「離脱回数÷ページビュー数」で求められる
直帰率についてざっと説明してきたけど、知りたかったことはわかったかな?
おかげさまで、直帰率の基本や計算方法、直帰率が高くなってしまう理由や離脱率との違いまでよくわかったわ!
わかってもらえたみたいでよかったよ。
また何かあったら、いつでも聞いていいからね〜。
ブルーちゃん、ありがとう!
ブルー
SEOやエンジニアリングマーケティングが得意。非常にめんどくさがりで、動きたくないがために自分でコードを書いて自作のMAを組んだりする。自動化のためなら努力は惜しまない。