デジタルアーカイブとは？企業への導入メリットや事例を解説！

あ、ブルーちゃん！

実はね、色々な企業の間でデジタルアーカイブの導入っていうのが進んでるらしいんだけど…

…で、デジタルアーカイブってなんのことなの？

デジタルアーカイブとは、資料や情報資源をデジタル化して保管し、インターネット上で共有・利用できるようにする仕組みのことだよ

インターネットの普及とともに、図書館の蔵書や美術館の作品、博物館の資料の保管・管理のために利用されるようになったんだ

そして、さっきイエローちゃんが言っていた通り、最近では一般企業の中でもデジタルアーカイブが活用されるようになっているよ

多くの企業が、長い歴史の中で作成されてきた紙の資料や製品、映像などをデジタル化し保管、活用しているんだ

じゃあここからは、企業がデジタルアーカイブを導入するメリットを説明していくね

第一のメリットは、資料の劣化を防ぐことができる点だよ

紙の資料などは、時間の経過とともに劣化して、修復できなくなってしまう恐れがあるよ

災害による破損や紛失等のリスクもあるね

資料をデジタル化することで、劣化を防いで半永久的に保管することができるんだ

時間や場所に縛られず資料に触れることができるのも、デジタルアーカイブの大きなメリットだよ

紙資料は、保管場所に実際に行かないといけないし、複数の人と同時に確認したり持ち出ししたりするのが難しいよね

デジタル化された資料であれば、いつ、どんな場所でもインターネットさえあればアクセスできるし、離れた人とも共有することが可能だよ

必要な情報を検索し、すぐに見つけることができるのも、デジタル資料ならではのメリットだね

もしも紙の資料がたくさんあってとしても、キチンと整理されていて、わかりやすく管理されていないと、すぐに求めてる情報に辿り着けないよね？

部屋に物がいっぱいあっても、ちゃんと掃除されていないとすぐに見つけられないように…

デジタルアーカイブは、正しい方法で管理されていれば、タイトルや見出し、内容などを基に情報を検索することができてとても便利なんだ

物理的なスペースを削減することができるというメリットもあるよ

膨大な資料が積み重なると、それだけデスクのキャビネットや、別途保管するための資料室などが必要になるよね？

デジタルアーカイブであればそのような空間を必要としないから、保管スペースやその場所を確保・維持するためのコストを節約することができるんだ

それじゃあ、最後に大手企業でのデジタルアーカイブの導入事例をいくつか紹介していくね

NHKでは、過去に放送した番組や映像素材、関連資料をデジタルアーカイブ化しているよ

また、過去の番組や映像素材を、「あの日 あのとき あの番組」や「NHK映像ファイル あの人に会いたい」といった新たな番組作りに活用しているんだ

さらに映像は社内で活用されるだけではなく、ポータルサイトでダイジェスト映像を公開したり、公開ライブラリー施設で無料で閲覧できたりと、一般の人も触れられるようになっているんだ

コカ・コーラは、ロゴやボトル、広告など、2万5千点にのぼる資料をデジタルアーカイブしているよ

1939年に設立された長い歴史を誇るコカ・コーラのアーカイブは、アーキビストという専門の役職によって管理・統括されているよ

今でも社員が過去のCMやポスターを参考に新たな広告のアイデアを練るなど、長い歴史を誇るブランドだからこそ、更なる発展のためにアーカイブが重要視されているんだ

デジタルアーカイブについての重要なポイントをまとめるね