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経営・会計

更新日: 2024/2/1

デューデリジェンスとは?目的・種類を徹底解説!

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ピンクちゃん!ピンクちゃん!

どうしたの?

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M&Aを考えているクライアントさんに、「今度デューデリジェンスするよ」と聞いたんだけどデューデリジェンスって一体なに?

あまり聞き慣れない言葉よね

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それじゃあ今回はM&Aに欠かせないデューデリジェンスについて詳しく解説するわね!

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デューデリジェンスとは?

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デューデリジェンスとは、M&Aで他の企業を買収する際に、対象会社の状況を確認し、適切な評価額を付けることよ

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他の企業の価値をしっかりと見定めないと、企業を買収したはいいものの、価値が全く無かったっていう事象に陥りかねないから重要なのよね

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デューデリジェンスは、「デューディリジェンス」、「買収監査」と呼ばれたり、「デューデリ」、「DD」と略されたりするわ

デューデリジェンスは何が目的なの?

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デューデリジェンスを行うことで、財務諸表や経営状態を含めて企業の価値が算出できるから、M&Aした後に生じるリスクがないか・またはあらかじめリスクを予測することができるのよ

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また、売主側の会社を総合的に調査するのが目的だから、財務データだけでなく、社員の熱量といった数字に現れてこない部分も調査できるのよね

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売主側の経営者が感知していないようなリスクが存在しないか把握するためにも、弁護士や会計士などの外部の専門家に調査を依頼して客観的に情報を集めて判断するのよ

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デューデリジェンスにかかる期間は1〜2ヶ月程度が一般的ね

デューデリジェンスの種類をご紹介!

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デューデリジェンスの種類は大きくわけて6種類あるわ

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それぞれ紹介するわね!

種類1.財務デューデリジェンス

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売主側より提供された財務情報について、買主側で実態を把握するのが財務デューデリジェンスね

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具体的には貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の分析が行われ、会計処理、税務に問題はないか調査していくわ

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場合によっては、子会社や関連会社など複数の企業が対象になるのよ

種類2.ビジネスデューデリジェンス

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ビジネスデューデリジェンスは、事業計画の安定性や、成長性、M&A成立後のバリューアップなどを把握するためのデューデリジェンスよ

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売主側のオーナー経営者にインタビューして行われるケースが多いけど、経営者や役員のみならず重要な施設等を管理している担当者にインタビューをして行われるときもあるのよ

種類3.セルサイドデューデリジェンス

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一般的なデューデリジェンスは買主側が費用を負担して、売主側である対象会社の調査を行うの

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だけど、セルサイドデューデリジェンスは、一般的なデューデリジェンスとは反対に売主側が費用を負担して行われるのよ

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買主側が費用負担して実施するデューデリジェンスと同様に、外部の専門家に調査を依頼して行われるから売却価値を保護することができるわ

種類4.法務デューデリジェンス

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M&A取引実行時に障害となったり、対象企業の価値の評価に影響を与える法律上の問題点の把握をするためのデューデリジェンスよ

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法務デューデリジェンスを行うことで、実は法律に触れているような事業を買収してしまったという事象を避けることができるわ

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上場企業だと、法律面の監査が厳しいから、法務デューデリジェンスを行うことは非常に重要よ

種類5.人事デューデリジェンス

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法務デューデリジェンスは、売主側の企業がM&A成立後も円滑に事業継続できるよう、現状の組織、人員構成などを把握し労務関連の問題点を調査するデューデリジェンスね

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特に近年では人材の確保を目的としたM&Aが増えているのよ

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売主側としてはM&Aで大手企業のグループ入りをして、育ててきた従業員がさらに大きなフィールドで活躍できる可能性があるのもメリットね

種類6.ITデューデリジェンス

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ITデューデリジェンスは、営業、管理、会計など、事業に使用するシステムの資産査定、M&A成立後のシステム統合に関する障害や投資費用の調査をするわ

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近年、ビジネスにおけるIT活用の重要度が高まってきていることから、システム統合の複雑化、統合による業務効率の低下を防ぐために重要よ

必要に応じたデューデリジェンスが必要

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大きく分けた6種類の他にも、必要に応じて環境、知的財産、不動産、顧客、技術などのデューデリジェンスが行われるケースもあるわ

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すべてのデューデリジェンスを行うと費用や手間が膨大になってしまうから、どのデューデリジェンスを行うのか選択する必要があるのよ

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最適なM&Aを行うためにも必要に応じたデューデリジェンスを選択するべきね

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デューデリジェンスについて最後にまとめるわね

まとめ

◆デューデリジェンスとは、M&Aで他の企業を買収する際に、対象会社の状況を確認し、適切な評価額を付けること


◆M&A取引成立直前に行われるケースが多い


◆デューデリジェンスの種類は大きく分けて6種類あり、必要に応じてどのデューデリジェンスをするのか選択するべき

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こんなところかしら

よくわかったよ!ありがとうピンクちゃん!

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わからないことあったらまた教えてねー

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はーい

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ピンク

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お姉さんキャラで真面目。真面目だから、資金調達や事業計画を練る経営企画周りが得意。一方で、流行りのマーケティングには疎い。

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