ビジネス
更新日: 2024/6/3
ヒューマンエラーとは?できるだけミスを減らすにはどうしたらいい?
ねえねえ、ピンクちゃん。
イエローちゃん、何かあったの?
となりの部署がなんだか慌ただしくしていて、様子をうかがってたら「ヒューマンエラー」って聞こえてきたんだけど、何が起きたのかな?
なんだか大変そうね・・・。
じゃあ、ヒューマンエラーについて説明するわね。
目次
ヒューマンエラーとは?どんなエラーの事をいうの?
ヒューマンエラーとは、人間が行う作業や判断において発生する誤りやミスのことを指すのよ。
業種や年齢、経験に関わらず起こす可能性があるものなの。
ついうっかりやってしまった小さなミスから、深刻なミスまで幅広くあるわ。
人間が関わっている限り、無縁にはなれないのよ。
どんなに慎重になってもミスって起こってしまうよね。
ミスしないことは理想だけど、なかなか難しいよ~!
だから、なるべくミスを減らしたり被害を最小限にする努力が必要なのよ。
ヒューマンエラーにはどんな種類があるの?
ヒューマンエラーってどんな種類があるの?
大きく分けるとこの2つかしら。
1.過失によるヒューマンエラー
2.故意によるヒューマンエラー
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
お願いします!
1.過失によるヒューマンエラー
過失によるヒューマンエラーは、うっかりとかついつい引き起こしてしまうことをいうの。
見間違いや聞き間違い、勘違いで起こってしまうミスが例ね。
あ〜、会議の日程を間違えてて、遅刻しちゃったことある。
日付の数字を見間違えちゃったんだよね。
部署の会議だったから怒られただけだったけど、社外の人との約束だったらと思うとぞっとするよ。
どちらの場合でもしないに越したことはないけれど、社外の人が相手だと会社の信用にかかわる場合もあるから、一層気を付けないとね。
2.故意によるヒューマンエラー
故意によるヒューマンエラーは、しなければいけない手順を省いたり勝手にやり方を変えてしまったことで起こるミスのことよ。
面倒だからとか、これでいいかって勝手にやっちゃうこと?
それはミスしそうだよね。
作業に慣れてくると、時間を短縮しようとか手順を少なくしようとか思ってしまう人もいるのよ。
でも、その作業手順はみんなが共通で行う手順だし、ミスのないようにって意味もあるだろうから勝手に変えてしまうのは問題ね。
もし手順を改善したいのであれば、部署内で提案して周知する必要があるわ。
もちろん、ただ時間短縮のためや作業効率のためばかりでなくミスをしないような対策も出来ているかも含めて考えないとね。
ヒューマンエラーはどうして起きるの?その原因を探る!
どういう原因でミスって起きちゃうんだろう。
いくつか原因はあると思うけど、主にはこんな理由があるわよ。
1.確認不足
2.慣れによる注意不足
3.疲労
4.知識不足
5.コミュニケーション不足
どれも思い当たる節があるかも・・・。
ヒューマンエラーの原因について、深掘りしていくわよ。
1.確認不足
確認って、ダブルチェックとかトリプルチェックとかが足りないってこと?
足りないというよりは、いつも見ている書類だからとか慣れた作業だからといって、確認しなければならない手順を省略してミスが起きるみたいなものね。
いつも通りという思い込みで、イレギュラーに気づけなかったとか。
あぁ、思い当たることがあって耳が痛いよ・・・。
2.慣れによる注意不足
注意不足も、いつも通りっていう思い込みが原因なの?
それもあるかもしれないけど、本来の作業手順があるのに、「こっちの方がやりやすいから」って勝手に手順を変えて起こしてしまうミスね。
単純作業だからといって、集中しないで淡々と進めているときに起こることもあるわ。
同じ作業を繰り返してるとつい他のこと考えちゃったりする事があるから、気をつけなきゃ。
3.疲労
疲れているときって集中力欠けちゃうよね。
集中力も注意力も低下してしまうから、普段は問題なくできる作業でも思いがけないミスをしてしまうことがあるわ。
体調不良の時も同じようなことが起こりやすいから、無理せず休んで体調を万全にしておいた方が効率的に仕事できるわよ。
繁忙期になると毎日疲労困憊だけど、うまく休憩をとって気分転換もして集中力落とさないようにしないといけないね。
4.知識不足
これは、間違った知識のまま作業を行おうとしてミスをする例ね。
業務に対する知識や経験が足りないと、判断ミスをしてしまうことがあるわ。
特に、新人とか部署異動で初めて業務を行う人に起こりやすいミスよ。
入社や異動したばかりの時って、覚えることがいっぱいあって大変だもんね。
5.コミュニケーション不足
コミュニケーションとミスって何か関係あるの?
この場合は、コミュニケーションがうまくいっていなくて必要な連絡が行きわたらなくなったりすることでミスが起こる例をいうわ。
複数人が関わる業務での連絡漏れとかね。
同じ業務に関与する人用のグループチャットを組んだり、掲示板みたいなものを用意したりするとミスを減らせるわね。
メールの一斉送信とかも使える?
うーん、連絡が必要な人のアドレスを入れ忘れたりするとそれがミスになるから、そこは気を付けないといけないポイントね。
あと、連絡方法がばらばらだと、どのツールで連絡が来ているかわかりにくくなるから、使うツールは統一しておくようにしましょう。
連絡用のツールは色々あるから、上手く使っていけるといいわね。
ヒューマンエラーを最小限にするための対策をしよう!
ヒューマンエラーってどうしても起こってしまうよね。
どういう対策したらいいのかな?
ミスをゼロにすることは難しいけれども、なるべく減らす対策は色々あるわよ。
1.マニュアル作成
2.過去のヒューマンエラーを共有
3.ツールの導入
4.チェックリストの利用
1.マニュアル作成
作業手順をマニュアルにすることで全員が同じ手順を確認できるわ。
口頭やメモだけだと、聞き間違えたり書き間違えたりする可能性も発生するし、最初から間違えて覚えてしまったら元も子もないからね。
マニュアルがあると自分でメモを取らなくていいし、みんなが同じものを見るから認識の違いとか説明の過不足とか心配しなくていいから便利だね。
教える側もマニュアルに沿って説明できるから、やりやすくなるわ。
2.過去のヒューマンエラーを共有
これは、過去に起きたヒューマンエラーをリストにすることで、同じことが起こらないように対策ができているか確認したりできるものよ。
確かに、過去の事例を知っていたら、何か起こった時に過去の対処法を参考にできるね。
起こりやすいミスとかも事前に知っておけたら、一層気を付けられるかも。
そうね、同じことを起こさないようにしたいわね。
3.ツールの導入
ツールの導入ってどういうこと?
自動化できることは自動化して人が作業する工程の量を減らすの。
例えばチャットボットを利用して、よくあるお問い合わせには自動的に回答できるようにすると対応した人によって回答が違うなんてことが起きにくくなるわ。
問い合わせに対応する人員を減らせるから、その分ほかの作業に割り振ったりもできるし。
チャットボットって?
webサイトやアプリで問い合わせに自動で返信してくれる画面、見たことないかしら。
あ、なんか問い合わせたい内容の選択肢押してくと回答文が出てくるアレかな。
それで合ってると思うわ。
よくある質問でも解決できない場合だけ対応すればいいなら、人手少なくてもよさそうだね
迷惑電話も減るかも。
その上、時間を気にしないで問い合わせができるから便利になるわね。
4.チェックリストの利用
重要な作業を行う時は、あらかじめ確認内容を書き出しておいてチェックしながら進めていく方法よ。
人の手で作業することでミスを減らすにはダブルチェックやトリプルチェックをして、念には念を入れていくしかないわね。
確認作業も「チェックしてもらえるから」とか「1回チェックしてるあるから」って人任せにならないようにしっかりしないといけないね。
ひとりひとりが責任をもって適切に作業する意識を持つことが大切よ。
ヒューマンエラーについては理解できたかしら。
まとめ
◆ヒューマンエラーは、人の手によって行われる作業が確認不足や慣れ、疲労など様々な原因によって起こされるミスのこと
◆ヒューマンエラーを減少させるため、業務効率化を図るツールを活用し自動化することが効果的
◆人間が作業するうえでヒューマンエラーを完全になくすことは難しいため、作業手順などの見直しや、従業員ひとりひとりが適切な対応を心がけることが必要
絶対ミスをしないなんて難しいけど、できるだけミスしないように意識していかないといけないね。
みんなで協力し合って行きましょう!
ピンク
お姉さんキャラで真面目。真面目だから、資金調達や事業計画を練る経営企画周りが得意。一方で、流行りのマーケティングには疎い。
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