
経営・会計
更新日: 2025/9/3
【イラスト付き】内部監査とは?意味から業務改善につながるポイントまで解説!

ねえ、ピンクちゃん?
なあに?


どんな企業も内部監査って必要よねぇ?
うーんとねー、必ずしもすべての企業に必要なわけではないのよ

それじゃあ今回は内部監査について解説していくわね!

内部監査とは?


内部監査とは、企業の不正防止や目標の達成、業務の効率化のために社内で行われる監査のことよ

内部監査で社内の業務プロセスなどを調査していけば、改善点が見つかり経営にいかせるわ

また、内部監査はリスクマネジメントもできるのよ

社内で不祥事が発生するリスクを抽出し把握すれば、不正の防止や低減につなげられるわ

2006年に行われた会社法改正にともなって、大企業での内部統制整備が義務化され内部監査が必須となったのよ

また、2015年の会社法改正時には、企業集団及び監査体制の強化と運用状況の開示が求められるようになったわね
内部監査と外部監査、監査役監査のちがいはなに?


外部監査は、監査法人に属する公認会計士など外部の専門家が企業の財務状況について、適正かどうかを客観的にチェックするものよ

株主や投資家などの利害関係者に対して調査した財務状況が適正であると証明する必要があり、調査結果を社外に公表するのが前提の監査ね

外部監査に対して内部監査は、経営陣から独立した組織の監査役や経営陣に指名された社内の担当者が、業務状況や不正のリスクを分析、評価して行う監査よ

分析した結果は、経営者に報告して業務の改善に役立てられるわ

監査役監査は、株主総会で選任された監査役が行い、取締役の職務執行に関してのみ行われるわ

監査役監査に対して内部監査は社内で選任された担当者が行い、全従業員の業務活動に関して行われる監査よ
内部監査はすべての企業がするべきもの?

内部監査をしなければならない、と法令で明記されているわけではないから、すべての企業がする必要はないわ

ただし、会社法や金融商品取引法には内部統制についての記述があって、内部統制は内部監査のひとつになるから、法的に必要であると解釈できるわね

内部監査が義務付けられている企業は下記の通りよ
1.大会社
2.取締役会を設置している企業
3.上場を目指している企業

監査役をおかなくてもいいと分類されている下記の企業は内部監査が不要になるわ
1.株式譲渡制限会社
2.委員会設置会社
3.取締役会の設置がない会社
4.取締役会と会計参与の設置がある会社

委員会設置会社の中には大会社もあるため、監査役を設置しなくても内部統制整備が義務となっているから内部監査が不要とはならないケースもあるわ

また、有価証券報告書や内部統制報告書の提出が義務化されていなくても、業務改善を目的に内部監査を行っている企業もあるのよ
内部監査はどんな手順で行われるの?

内部監査の具体的な流れは以下のとおりよ
1.監査計画の策定
2.予備調査
3.内部監査の実施
4.監査結果の評価・報告
5.監査手続き後の改善

内部監査を行う前に注意すべきポイントは、内部監査組織の独立性の確保よ

中立の立場で客観的に公平な監査を行う必要があるから、たとえば他部署と兼務する従業員が内部監査をする場合にもう一方の部署の監査の担当にはならない、などの配慮が必要よ

各プロセスのポイントを解説するわね
ステップ1.監査計画の策定


内部監査の日程、対象者、対象部署、監査内容、監査担当者を決定していくわ

監査の進め方のマニュアルもこのときに作成するのよ
ステップ2.予備調査


実地監査を効率的に行うために、事前に監査があることを伝えて必要な情報を収集していくの

綿密に予備調査を行い準備して、スムーズに実地監査が行えるようにするわ

不正を調査する目的の場合は事前通知をしないときもあるわ
ステップ3.内部監査の実施


監査対象の部署へ訪問し、予備監査で得た情報と監査マニュアルのチェック項目をもとに監査を行うわ

部署の責任者や従業員にヒアリングも可能で、問題点があれば担当者に確認できるのよ
ステップ4.監査結果の評価・報告


監査終了後は、監査結果を報告書にまとめて作成するの

業務のマニュアルやルールが守られているかどうかが、評価のポイントになるわね
ステップ5.監査手続き後の改善


監査対象の部門に向けて改善計画書を提示して、改善していけるよう提案していくのよ

場合によっては、対象の部門だけでなく経営者や取締役にも提案して企業全体で問題解決に取り組んでいく必要があるわ
内部監査を業務改善につなげていくポイントをご紹介!

内部監査を行う目的は、調査、分析をしていきながら足りない部分を改善していって企業の利益を上げていくものよ

内部監査には直接的に利益をあげる要素がないけれど、内部監査で得られた改善すべき情報を経営に反映することで利益につなげていけるわ

内部監査を行うと企業の弱点や非効率な業務が明確になり改善を繰り返して運用していけば、最終的に企業に利益をもたらしていけるわ
まとめ

今回は内部監査について解説したわ
まとめ
◆内部監査とは、企業の不正防止や目標の達成、業務の効率化のために社内で行われる監査
◆会社法改正により大企業での内部統制整備が義務化された
◆内部監査はすべての企業が行う必要はないが、会社規模や目的によって行っている企業がある
◆内部監査の結果、業務プロセスの改善を行って最終的に企業に利益をもたらせる
ありがとう!ピンクちゃん


どういたしまして!
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