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更新日: 2024/7/30
マーケティングとブランディングの違いは?定義や違い、関係性を解説
ピンクちゃん、ちょっといいかな?
ブルーちゃん、どうしたの?
マーケティングとブランディングの違いについて調べてるんだけど、いまいちよくわからなくて、、、
そういうことだったら私が説明するわね!
本当?ありがとう!
目次
マーケティングとブランディングの定義は?
早速なんだけど、マーケティングとブランディングそれぞれの定義ってわかるかしら?
うーん、ちょっと自信ないよ、、、
そしたらまずはマーケティング、ブランディングそれぞれの定義について順番に説明するわね!
ありがとう。助かるよ〜。
1.マーケティングの定義
日本マーケティング協会によると下記がマーケティングの定義よ。
(マーケティングとは)顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を醸成し、より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセスである。
売るための仕組みだと思ってたけど、違うんだね。
この定義によると売ることだけがマーケティングの目的ではないようだけど、一般的に「売れる仕組みを作ること」がマーケティングだと理解されていることが多いわ。
そのイメージが強いね。
2.ブランディングの定義
ブランディングの定義はわかるかしら?
うーん、ブランドにあるイメージを定着させることかなと思うんだけど、どうかな?
そうね。ほぼ正解よ!
ブランディングというのは、商品やサービス、企業の好ましいイメージを定着させることなの。
マーケティングとブランディングの違いは?
マーケティングとブランディングそれぞれの定義が理解できたところで、次は違いについて説明しようかしら!
定義以外にも違いがあるの?
そうなの!主に、以下の4つの違いが挙げられるわ。
1.目的の違い
2.どこに焦点を当てるかの違い
3.施策の実行期間の違い
4.指標の違い
なるほど〜。計画したり実行したりする過程でも違いがあるってことなんだね。
その通りよ!1つずつ詳しく解説するわね!
1.目的の違い
マーケティングとブランディングはそれぞれ目的が違うんだけど、さっき説明した定義から推理できるかしら?
えーっと、マーケティングの目的は商品やサービスを購入してもらうことで、ブランディングの目的は商品やサービス、企業のイメージをイメージを良くすることかな〜。
正解よ!ブランディングはイメージの向上を目的としているけど、イメージ向上の結果商品やサービスを買ってもらいやすくなるから、広義ではブランディングもマーケティングの一部なの。
混同されていることも多いよね。
ええ。マーケティングとブランディングは定義も目的も違う別物なんだけど、経営にとってプラスのことをする点では同じだものね。
2.どこに焦点を当てるかの違い
マーケティングとブランディングは、焦点を当てる場所も違うわよ。
それぞれどこに焦点を当てるの?
マーケティングは顧客のニーズやインサイトなど、顧客が何を求めているかに焦点を当てるのよ。
一方でブランディングは、顧客が抱くイメージなど、顧客の心理的な部分を形成することに焦点を当てているわ。
似ているようで、微妙に違うんだね。
まとめると、マーケティングは顕在化しているかしていないかに関わらず、すでにある顧客の欲求に焦点を当てていて、ブランディングは現状まだ形成されていない顧客の心理を形成することに焦点を当てているってことよ。
3.施策の実行期間の違い
マーケティングとブランディングは、施策の実行期間も違うことが多いわ。
どう違うの?
マーケティングは比較的短期で施策を行うことが多いんだけど、ブランディングのほとんどは長期的な施策になるのよ。
ブランディングは顧客の心理を形成するから、たしかに短期間じゃ成果が出なさそうだね。
その通りよ。イメージ作りには、とても長い時間がかかるの。
4.指標の違い
マーケティングとブランディングでは、成果の目安となる指標も違うわね。
マーケティングは売ることが目的だから、販売個数や新規顧客数、リピーター数などが指標になりそうだね。
大正解よ!ブランディングはわかるかしら?
ブランディングの目的は良いイメージの形成だから、指標は顧客満足度とか、イメージを調査したスコアとかになるのかな?
その通り。ブランディングの成果は売上などの具体的な数値に現れるわけじゃないから、成果を計測するには施策の前後でアンケートなどを実施する必要があるわね。
マーケティングとブランディングの関係性は?
マーケティングとブランディングの定義や違いはわかったけど、実際にどう関わっているんだろう?
さすがブルーちゃん、目の付け所がいいわね!
そしたら、マーケティングとブランディングの関係性について説明しようかしら。
ありがとう。気になるから嬉しいよ〜。
マーケティングとブランディングの関係性は、以下の3つにまとめられるわよ。
1.両者とも消費者に価値を提供する活動
2.状況に応じてどちらに重きを置くかが変わる
3.相互に影響を与える
順番に解説するわね!
1.両者とも消費者に価値を提供する活動
マーケティングとブランディングの共通点は、消費者に価値を提供する活動であることよ。
目的や焦点は違えど、どちらも顧客を中心に考えるもんね。
そうなの。ブランディングが成功すると、マーケティングで目指していることが達成しやすくなることも多いし、逆にマーケティングがうまくいくと、ブランディングにも良い影響を与えることが多いわよ。
マーケティングとブランディングのそれぞれの担当者が協力していくと良さそうだね。
そうね。成果を出すためには、協働するのが有効よ。
2.状況に応じてどちらに重きを置くかが変わる
マーケティングもブランディングもどちらも経営にとって大切なことではあるんだけど、そのときの状況によってどちらを優先すべきかは変わってくるのよ。
こういう状況のときはこっちを優先すべき、みたいなのは決まっているの?
ブランディングには時間がかかるから、競合がひしめく中でシェアを取り合っている状況下では、マーケティングを優先するほうがいいわね。
もちろん並行しても問題ないんだけど、シェアを獲得していく段階だと、マーケティングを優先して投資することが多いわよ。
そうなんだね〜。逆に、すでにシェアが1位の場合はブランディングを優先するのかな?
マーケティング施策を急いで行わなくても売れる状況のことが多いから、長期的な市場拡大も見込んで、ブランディングに投資をすることが多いわね。
3.相互に影響を与える
ここまでの話で想像がついていると思うんだけど、マーケティングとブランディングは相互に影響を与えるわ。
切っても切り離せない関係なんだよね。
その通りなのよ。マーケティングによってイメージが良くなったり悪くなったりするし、ブランディングによって売上が変動することもあるわね。
やっぱり、マーケティングとブランディングは協働するべきなんだね〜。
まとめ
マーケティングとブランディングについてまとめると、こんな感じよ。
まとめ
◆一般的には「売れる仕組みを作ること」がマーケティングの定義
◆ブランディングの定義は、商品やサービス、企業の好ましいイメージを定着させること
◆マーケティングとブランディングは、定義以外にも目的や焦点、施策の実行期間、指標が異なる
◆マーケティングとブランディングの関係性は、「両者とも消費者に価値を提供する活動」「状況に応じてどちらに重きを置くかが変わる」「相互に影響を与える」の3つにまとめられる
マーケティングとブランディングの違いや定義について解説したけど、わかったかしら?
おかげさまで、マーケティングとブランディングの違いや定義だけじゃなく、関係性についてまでよくわかったよ〜。
よかったわ。またいつでも聞いてね!
ピンクちゃん、ありがとう〜!
ピンク
お姉さんキャラで真面目。真面目だから、資金調達や事業計画を練る経営企画周りが得意。一方で、流行りのマーケティングには疎い。