【イラスト付き】マーケティングファネルとは？4つの段階についてわかりやすく解説！

うちの会社の商品、売れ行きがあまり良くないのよね。

公式ホームページの閲覧数や、商品自体の認知度は結構あるんだけど、どうしてなのかしら？

「マーケティングファネル」･･･初めて聞く言葉だわ。

ブルーちゃん、お願いね！

まずは、マーケティングファネル（Marketing Funnel）の意味を知っておこう。

「マーケティングファネル」とは、消費者行動を理解し、購入に至るまでのプロセスを体系的に把握するために生まれたフレームワークのことだよ。

ファネルは「漏斗（ろうと・じょうご）」のことだよ。

購買段階が進むにつれて、顧客の数が減少し、それが漏斗のような形であることに由来しているんだ。

マーケティングファネルは段階ごとに、下記のように分けられるんだ。

そのとおりだよ！

トランペットという楽器を購入する例を使って、企業が行うべきことをそれぞれ解説するね。

認知とは、消費者が商品の存在を知る段階だよ。

たとえば、音楽イベントやコンサートで演奏を聴いたり、SNSや広告を見たりして、トランペットという存在を知るよね。

具体的には、プロのミュージシャンがトランペットを演奏する動画をYouTubeに投稿したり、楽器店の広告にトランペットの写真や特徴を掲載したりするといいよ。

認知の次に進むのが、「興味・関心」の段階だよ。

商品を知った消費者が、その商品に対して興味を持ち始めるんだ。

たとえば、「トランペットを演奏してみたい」と感じた人は、WEBサイトでトランペットに関する詳細な情報を調べるようになるよね。

ブログ記事でトランペットの音色や演奏の楽しさを紹介したり、初心者向けの体験レッスンを提供したりすると効果的だよ。

「比較・検討」の段階では、商品に対して強い興味を持った消費者が、どのモデル・ブランドが最も自分に適しているかを考え始めるよ。

たとえば、「B♭管トランペットとC管トランペットの違いは何？」や「どのメーカーが初心者に最適か？」といった比較が行われるんだ。

ピンクちゃんのように比較・検討する消費者のためには、的確な情報提供をするのが重要だよ。

トランペットの場合だと、オンラインショップや楽器店のWEBサイトで、各モデルの特徴や価格帯・レビューを掲載すれば、消費者が最適な選択をするためのサポートになるね。

最後に、消費者は自分に最適な商品を見つけて、実際に購入を決断する「購入」の段階に進むんだ。

購入の意思決定を後押しするためには、特別な割引やアフターサービス、分割払いのオプションなど、購入を促進する要素の提供が有効だよ。

あとは、購入後のサポート体制や保証がしっかりしていることも、購入の決め手になるね。

オンラインショップであれば、購入手続きがスムーズに進むようなシステムを整備し、アフターサポートや返品ポリシーについて明確に記載しておこう。

実は、マーケティングファネルには種類があるんだ。

以下の3つが、主なマーケティングファネルの種類だよ。

それぞれ詳しく解説するから、よ〜く聞いてね！

パーチェスファネル（Purchase Funnel）は、消費者が購入に至るまでのプロセスを可視化するモデルだよ。

消費者が商品やサービスを認知して興味を持ち、検討を重ね、最終的に購入に至るステップを段階的に示しているんだ。

パーチェスファネルは、TOFU、MOFU、BOFUの3つの段階に分けられるよ。

消費者がどの段階にいるかを把握し、それぞれの段階に応じた適切なマーケティング施策を実行することが求められるんだ。

インフルエンスファネル（Influence Funnel）は、消費者による購買の後の行動に注目したモデルだよ。

「発信」「シェア・紹介」「リピート」の3段階で表されるんだ。

消費者が情報を発信することをゴールとしている理由は、インフルエンサー、友人・家族といった外部の存在が、購買プロセスに大きな影響を与えるからだよ。

ダブルファネル（Double Funnel）は、企業と消費者の両方の視点から購買プロセスを捉えたモデルなんだ。

消費者が商品やサービスを選んでいく過程だけではなく、購入後の行動も視野に入れている点が特徴だよ。

消費者は商品を認知し、検討して最終的に購入する一方で、企業はその各段階で消費者を引き付けるための広告やプロモーション、販売戦略を展開するんだ。

消費者が商品を購入した後のフォローアップや再購入の促進も重要で、消費者と企業の間の長期的な関係を築くことを目指しているよ。

今回はマーケティングファネルについて解説してきたけど、よく分かったかな？

最後にまとめとして、以下3点を頭にメモしていってね。

ちなみにマーケティングファネルは、一般的なプロセスを示すものだから、商品や消費者によってはフローが異なることもあるよ。