マテハンとは？初心者向けに意味を解説！マテハン機器の種類も紹介

会社の倉庫作業を効率化したいんだけど、人材確保もお金がかかるし･･･どうしよう。

「マテハン」って始めて聞いたけど、どのようなものか想像もつかないや。

まずは「マテハン」とは何かについて、解説していくわよ。

「マテハン」とは「マテリアルハンドリング」の略で、物流現場や製造現場で、物流工程を効率的に管理することを指すわ。

そのとおりよ！

マテハン機器には、人員削減で効率化につながる、フォークリフトや自動倉庫などの物流機器や物流設備が該当するわ。

昨今の物流業界でマテハンが重用視されているのは、それだけ大きなメリットがあるということなの。

マテハン機器導入の最大のメリットはスムーズでスピーディーな作業を可能にすることよ！

さらに、自動制御が行えるマテハン機器であれば、ヒューマンエラーも防ぐことができるわ。

ただし、マテハン機器にはデメリットもあるのよ。

マテハン機器をメインに稼働している場合、トラブルが発生すると、すべての作業がストップしてしまうこともあるわ。

さらに、マテハン機器の中には導入費用が高額なものや、ラニングコストがかかるものも多いの。

せっかく高額なマテハン機器を導入しても、全体的な利益としては損になってしまう可能性もあるわ。

マテハンについて解説してきたけど、物流業界以外の人にとっては、あまり馴染みがないから、分かりにくいわよね。

ちなみに、マテハン機器の導入は、積み込み/積み下ろし・運搬・保管・仕分け/ピッキングなどの工程で必要とされているの。

マテハン機器の種類を解説する前に、該当の物流業務について、下記で簡単に解説するわ。

それではいよいよ、具体的なマテハン機器の種類について解説していくわよ。

主なマテハン機器の種類は、下記のようになっているわ。

以下でそれぞれ詳しく解説するわね。

まずは、積み込み/積み下ろしに使用するマテハン機器から見ていきましょう。

その中でもフォークリフトは、荷下ろし、運搬、積み込みなど、さまざま作業に用いられる産業車両よ。

モデルによって異なるものの、数百キロから数トンの貨物を持ち上げて運ぶことができるわ。

持ち上げた貨物を上下に動かすことができるから、手の届かない高所にも貨物を積み込めるの。

無人で稼働するフォークリフトなら、免許がなくても使えるのもポイントよ。

パレタイザは、物を自動的に積むことができ、デパレタイザは物を自動で取り出すことができる装置よ。

大量の物を持ち上げて運び、積み上げることができるわ。

続いては、運搬に使うマテハン機器を見ていくわよ。

だからこそ、コンベアのように手作業をせずに物を連続的に運ぶ装置が重宝されるの。

コンベアで運ばれてくる部品を加工したり組み立てたりすれば、物を運ぶ手間が省けて、それぞれの作業に集中できるようになるわよ。

天井走行車は天井に設置される装置で、天井にレールを設置して、コンテナや段ボールケースなどを運ぶのよ。

天井空間というスペースを有効活用して、柔軟な生産ラインを構築できるわ。

自動運転が可能で、搬送だけでなく、仕分けやラックへの自動補充にも利用されるわよ。

次は、保管で使用されるマテハン機器について見ていきましょう。

自動倉庫は、システムによる商品情報や保管位置の管理で、物の入出庫や在庫管理を自動的に行う倉庫のことよ。

通路スペースを削減できることに加えて、取り出し可能な高さを考慮する必要がないから、より広く倉庫スペースを利用できるの。

ただし、導入には高額な費用がかかるのがデメリットよ。

ソーターは、機械で自動的に物を仕分ける装置よ。

バーコードやカメラで物の情報を識別することで、短時間で大量の仕分け作業を正確に行えるわ。

最後は、仕分け/ピッキングに使用されるマテハン機器として、デジタルピッキングシステムについて解説するわね。

ラックに表示器を取り付けることで、ピッキングしたい物がある場所の表示器が点灯するのがデジタルピッキングシステムよ。

点灯による指示でどのラックに物があるのかを探す手間が省け、正確かつ迅速にピッキング業務が可能になるわ。

数量も指示してくれるから、ピッキング数量の間違い防止になるわよ。

マテハンの意味やマテハン機器の種類について、よく分かったかな？

最後にまとめとして、以下3点を頭にメモしていってね。