プロダクトアウトとは？企業が主体の商品開発で使い所が大事！

ピンクちゃん、大変！

今度はプロダクトアウトがわからなくて！

プロダクトアウトとは、「企業が持っているノウハウやスキルを活かして、企業が作れる商品を市場に打ち出す」ことを言うわ

ここでポイントになるのは、企業の考えが主体になっていることよ

マーケットイン、つまり市場ニーズを中心とした商品開発では、まず消費者のニーズを探ってからプロダクトを作るわ

プロダクトアウトは売るまでのプロセスが逆なの。新商品を打ち出して、消費者に「こんな素敵なもの、欲しいでしょう？」とニーズを喚起する方法なの

商品ありき、という言い方もできるわね

次は、プロダクトアウトによるメリットとデメリットを紹介するわね

プロダクトアウトにはいいところも、悪いところもあるの

それぞれ紹介するわね！

プロダクトアウトの1つ目のメリットは、市場に存在しない新しい価値を生み出せる点ね

消費者がまだ欲しいと思っていない、存在に気づいていない商品を発表するのがプロダクトアウトの特徴よ

思ってもみなかった発想で商品を開発できるの

マーケットインの発想で作った商品は、いまある商品の使いにくさや批判を改善した商品であることが多いわ

だから、どうしてもちょっと見たことのある商品になりがちなの

プロダクトアウトなら、他にはない魅力的な商品を開発できる可能性が高くなるわ

携帯にカメラがついたことや、イヤホンからコードがなくなったことが例として挙げられるわね

時代の流れを変える革新的な商品はプロダクトアウトから生まれるわね

自社の強みを活かした開発ができるのもプロダクトアウトの特徴よ

自社が持っているスキルやノウハウを活かせばどんな商品が作れるかな？というところから開発がスタートするから、強みが活かせるの

他の会社にはマネのできない、高い技術力を持った会社ならではの商品が生まれたりするわね

たとえば、日本古来の伝統工芸や、伝統産業の商品はプロダクトアウトの商品発表をよくしているわよ

有田焼の指輪や、江戸切子のネックレスなどが一例ね

もちろんメリットばかりではないわ。次はデメリットになることを紹介するわね

プロダクトアウトのデメリットとして、革新的な新しい商品を発表すると言うことは、消費者からまったく見向きもされない可能性だってある点が挙げられるわ

珍しいから売れると言うことではないのよ。前提として、消費者に潜在的なニーズ、つまり意識の下で実は欲しいと思っているかどうかが鍵ね

一筋縄ではいかないのが商品開発よ。だからこそ、マーケターが活躍できるの

まだ誰にも欲しいと言ってもらえていない商品を発表するから、売れるまで時間がかかることが多いわ

商品開発には長い時間とコストがかかるの

開発に数年、さらに売れるまでの時間がかかるとしたら…途方もないお金と時間がかかってしまうわ

売れるまで時間がかかるということは、商品を知ってもらうための努力もたくさんいるわ。いわゆる広告費ね

商品をみんなに知ってもらうために、広告を出したり、サンプルを配ったり、CMを流したり、いろんな工夫が必要になるわ

もちろん、マーケットインの新商品でも広告費はかかるわ。ただ、プロダクトアウトの商品の方が宣伝にお金がかかると一般的には言われているわ

プロダクトアウトの成功事例として有名なのは、間違いなくAppleとSONYね

時代や社会を変えたと言っても過言ではない2社よ

AppleとSONYの成功事例を紹介するわね

1つ目のプロダクトアウトの成功事例は、iphoneね

でも、2007年にiphoneが発表された時、スティーブ・ジョブズの公演で会場は盛り上がったけど、一部からは猛反発があったのよ

その時はまだ、いわゆるガラケーが主流だったの

iPhoneなんて携帯電話じゃない！フルスクリーン液晶なんて壊れやすいだろ！と思っていた人も多かったわ

結果、スマートフォンの市場は急速に拡大して、日本では40%の人がiPhoneを使っているの

スティーブ・ジョブズがプロダクトアウトにこだわって、革新的な商品を開発したからこそ、市場がここまで拡大したのかもしれないわね

SONYのウォークマンもプロダクトアウトの成功事例として有名よ

初代のウォークマンが発売されたのが1979年。

1979年には、家の外で音楽を聞くと言う文化自体がなかったの

1979年頃はカセットテープが主流だった時期ね

どうにかカセットを家の外で聞けないかと考えた、当時の会長のアイデアから開発がはじまったわ

いまでは、商品名だった「Walkman」は携帯音楽プレーヤーそのものを指す単語として、音楽プレーヤーの代名詞になっているの

音楽は家の中で聞くものという常識を壊した、SONYの挑戦ね

プロダクトアウトには大成功例もあるけれど、デメリットもあることがわかったわね

マーケットインもプロダクトアウトも、どちらが優れているということはないの

時と場合や、会社の状況によって、プロダクトアウトが良いか、マーケットインが良いか、選ぶことが大切ね

それと、プロダクトアウトの開発であっても、顧客のニーズを考えることが非常に大事よ

自己満足の商品開発にならないこと、マーケットを常に意識することが、成功の秘訣じゃないかしら

まとめるとこんなところね

どういたしまして

またわからないことがあったら聞いてね！