
マーケティング
更新日: 2024/11/22
【イラスト付き】ソーシャルリスニングのやり方は?無料ツールや分析手順を解説
 
  イエローちゃん、近年は「ソーシャルリスニング」が重要って聞いたんだけど、それって一体何なの?
ソーシャルリスニングっていうのは、SNSやブログ、レビューサイトなどに寄せられたユーザーの声を集めて分析する方法だよ。
 
新しいマーケティングの手法としていろんな企業が開発や広報に役立てているんだ!
 
 
  へえ、ちょっと気になってきちゃったな……もっと詳しく教えてくれる?
もちろん!具体的なツールややり方についても紹介するね。
 
目次
- 1. ソーシャルリスニングとは?必要とされる理由も解説!
- 1-1. ソーシャルリスニングの意味・定義
- 1-2. ソーシャルリスニングが必要な理由
- 2. 無料で使えるソーシャルリスニングツールを5つ紹介!
- 2-1. おすすめツール1.Googleトレンド
- 2-2. おすすめツール2.Googleキーワードプランナー
- 2-3. おすすめツール3.Yahoo!リアルタイム検索
- 2-4. おすすめツール4.X(旧Twitter)の高度な検索
- 2-5. おすすめツール5.Instagramインサイト
- 3. ソーシャルリスニングのやり方は?5ステップに分けて解説!
- 3-1. ステップ1.目的設定する
- 3-2. ステップ2.調査メディアを決める
- 3-3. ステップ3.キーワードを決め、データを集める
- 3-4. ステップ4.データを分析する
- 3-5. ステップ5.改善に活かす
- 4. ソーシャルリスニングで何が分析できる?
- 4-1. 分析できること1.企業イメージや評価
- 4-2. 分析できること2.広告の効果
- 4-3. 分析できること3.業界のトレンド
- 4-4. 分析できること4.炎上のリスク
- 5. ソーシャルリスニングのまとめ
ソーシャルリスニングとは?必要とされる理由も解説!
 
  まずは、ソーシャルリスニングの意味について解説するよ。
ソーシャルリスニングが必要な理由も知りたいな。
 
 
  うん!あわせて解説するね。
ソーシャルリスニングの意味・定義

 
  改めて言うと、ソーシャルリスニングとは「SNSやブログ、レビューサイトなどに寄せられたユーザーの声を集めて分析する方法」のことを指すよ。
自社サービスを実際に利用した消費者の声を知るってことか!
 
 
  そう!良い意見も悪い意見も見て、自社サービスの改善に役立てるの。
なるほど!社内では挙がらない意見やアイデアが隠れてそうだね。
 
ソーシャルリスニングが必要な理由

そもそも、なんで今ソーシャルリスニングが必要とされているの?
 
 
  それは、ユーザーの好みや求めるものが多様化したり、1人ひとりの発信力が高まったりしているからだよ。
1.ユーザーの好みやニーズが多様化している
2.1人ひとりの発信力が高まっている
 
  企業がアンケートを作って商品やサービスについて聞くこともできるけど、もっと正直な思いを見るには、ソーシャルメディアの方が適しているんだ。
確かに、アンケートだとマイナス点は書きにくいよね……。
 
 
  特にSNSだとリアルタイムで次々と書き込みが増えていくから、ユーザーの生の声を拾いやすいんだ。
 
  ちなみに、ソーシャルメディアがどれだけ重要視されているかは市場規模を見れば一目瞭然!
 
  株式会社サイバー・バズと株式会社デジタルインファクトが共同で2022年に行った国内ソーシャルメディアマーケティングの市場動向調査によると、2020年は5,971億円だったのが2021年には7,578億円になり、2024年には1兆2,713億円になると予測されているよ(「出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ」)。
すごい!右肩上がりなんだね。
 
これからはソーシャルリスニングをどんどん使っていかないとな~。
 
無料で使えるソーシャルリスニングツールを5つ紹介!

けど、ソーシャルリスニングってどうやるのかわからないし、できれば無料でやりたいんだけど……。
 
 
  ソーシャルリスニングにはツールが必要で、しっかり分析をしたいなら有料ツールの方が何かと便利だよ。
 
  でも、初めてならソーシャルリスニング自体に慣れることも大事だから、ここでは無料で使えるツールを5つ紹介するね!
1.Googleトレンド
2. キーワードプランナー
3.Yahoo!リアルタイム検索
4.Twitterの高度な検索
5.Instagramインサイト
おすすめツール1.Googleトレンド
 
  GoogleトレンドはGoogleが無料で提供しているツールで、今何が検索されているのかをチェックできるよ。
国や地域、期間を絞って見ることもできるんだね。
 
 
  Googleトレンドを開くとまず急上昇ワードが出てくるから、トレンドの取りこぼしも防げるね。
 
  定期的にチェックしたいキーワードを登録しておけば、その情報を自動収集してメールで知らせてくれる機能もあるよ!
おすすめツール2.Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーっていうのは、Googleトレンドとはまた別なの?
 
 
  そうだよ。GoogleキーワードプランナーはどちらかというとGoogle広告を出している人向けで、関連キーワードや検索ボリュームを調査するためのものなんだ。
 
  登録すれば無料でも使えるけど、それだと細かい数値は出ないから注意してね。
おすすめツール3.Yahoo!リアルタイム検索
 
  特徴的なのは、X(旧Twitter)の投稿に関する検索結果を表示しているという点だよ。
 
  急上昇ワードや上位20位までのトレンドランキングやリアルタイムで更新されていくんだ。
トレンドならXのアプリでも見られるけど……。
 
 
  Yahoo!リアルタイム検索なら、アカウントを持っていなくてもトレンドや投稿を見られるんだよ。
 
  さらに面白いのは、「感情の割合」機能!
 
  キーワードを検索すると、それに関連する投稿がポジティブ・ネガティブどちらの内容なのかをパーセンテージと円グラフで表示してくれるの。
自社商品がどう思われているかを視覚的に捉えることができそうだね~。
 
おすすめツール4.X(旧Twitter)の高度な検索
 
  「高度な検索」はウェブブラウザ版のみに搭載された機能で、キーワードをはじめアカウントや日付、エンゲージメントを指定して検索できるよ。
返信やリンクを含むかどうかも決められるのは便利だね~。
 
 
  残念ながらアプリ版にはないんだけど、それぞれのコマンドを入力すれば似たような結果は得られるよ。
 
  例えば、○○個以上の「いいね」が付いているポストを調査したい場合は「キーワードmin_faves:いいね数」で検索すればOK!
コマンドを覚えたり入力したりするのは大変だけど、慣れればアプリでもリサーチできそうだね。
 
おすすめツール5.Instagramインサイト
 
  自社でInstagramを運用しているなら、インサイト機能を使うのもおすすめだよ。
プロアカウント限定の機能だよね。
 
 
  そう! 投稿を見た人の数(リーチ数)や実際に「いいね」などの行動をした人(エンゲージメント数)をチェックしたり、フォロワーの属性を把握したりできるよ。
 
  ちなみにフォロワー情報については、フォロワーが100人以上いないと見られないから注意してね!
ソーシャルリスニングのやり方は?5ステップに分けて解説!

ツールはわかったけど、実際にどうやればいいの?
 
 
  ソーシャルリスニングのやり方は次の5ステップだよ!
1.目的・キーワードを設定する
2.調査メディアを決める
3.キーワードを決め、データを集める
4.データを分析する
5.改善に活かす
ステップ1.目的設定する
 
  まずは、何のために調査をするのかを明確にしよう。
 
  当たり前じゃん!と思うかもしれないけど、目的がぼんやりしていると情報が集まってもうまく活用できない恐れがあるよ。
無駄のない情報収集と分析をするには、最初の目的設定が大事なんだね~。
 
 
  そういうこと!「自社商品の評判が知りたい」「今のトレンドを押さえたい」などの目的が決まったら、チームのみんなで共有してね!
ステップ2.調査メディアを決める
やっぱり、いろんな人が使っているメディアにするといいのかな。
 
 
  その考え方は要注意だよ!
 
  目的に合致する情報を収集できるかどうかを基準に選んでね。
 
  例えば、商品を買ったかどうかにかかわらず反応が知りたい場合はX(旧Twitter)、購入して使用したあとの評判を知りたいときはレビューサイトなどにする、という感じかな。
メディアもテキトーに決めちゃダメなんだね~。
 
ステップ3.キーワードを決め、データを集める
キーワードは何のために決めるの?
 
 
  欲しい情報を的確にキャッチするためだよ。
 
  例えば、自社商品のハンバーグについて知りたいとき、総合的な評判なら商品名だけでもいいよね。
 
  でも、味の感想を知りたいなら、商品名だけで情報を集めると見た目や価格の話題も拾ってきちゃうことになるの。
 
  そういう場合は、商品名の他に「味」や「甘い」のようなサブキーワードを設定するのがおすすめだよ。
キーワードが決まったら、いよいよデータ収集だね。
 
 
  そう!欲しい情報が得られないな、と思ったら途中でメディアやキーワードを再検討してみてね。
ステップ4.データを分析する
 
  データ分析を効率的に行うためには、次の3つに分けて考えるのがおすすめだよ!
1.数値
2.アカウント
3.セグメント
 
  数値分析では投稿数やリーチ数、そしてそれらの感情別(ポジティブ/ネガティブ/ニュートラル)に分けた数をチェックしていこう。
 
  投稿している人のフォロワー数も着目するとなお良し!
フォロワーが多いと、その投稿がより多くの人目に触れるということだもんね~。
 
 
  そういうこと!影響力の強いアカウントを洗い出して、そこに照準を定めた取り組みを行うということも可能だよ。
 
  さらに、ユーザーを「関心」「購入」「リピート」などに分け、それぞれで頻出しているキーワードを見ていけば、キャンペーンが成功しているかを確かめられるね。
キャンペーンの宣伝媒体ごとに分ければ、どれが特に効果的だったかも見れそうだな~。
 
ステップ5.改善に活かす
 
  分析結果でユーザーの声はもちろん、自社の活動がどのくらい届いているかがわかったはず。
それをもとにして、改善や開発を始めればいいんだね。
 
 
  うん!ソーシャルリスニングを繰り返すことで、ニーズに合った取り組みをしていけるはずだよ。
ソーシャルリスニングで何が分析できる?

 
  ソーシャルリスニングで分析できることは主に次の4つだよ。
1.企業イメージや評価
2.広告の効果
3.業界のトレンド
4.炎上のリスク
分析できること1.企業イメージや評価
 
  SNSでは企業の商品やサービスに関する感想が至る所で発信されているよね。
 
  それを集めることで、ユーザーが自社に対してどのようなイメージを持っているのかを把握できるよ。
ブランディングがうまくいっているかどうかが判断できそうだね~。
 
 
  そういうこと!自社が打ち出したいイメージとユーザーが実際に抱いているイメージがズレていると商品やサービスが選ばれなくなってしまうから、すごく重要なポイントだね。
分析できること2.広告の効果
 
  例えば新しいCMを放映したりSNSキャンペーンを開催したりしたとき、その反応がどうだったかを知ることができるよ。
リアルタイムの意見だから、軌道修正もすぐにできそうだね~。
 
 
  そうそう!あと、大きなキャンペーン中は興味を持つ人が増えるから、自社商品についての発言も活発になりやすいよ。
キャンペーンを打ち出している時を狙えば普段よりも多くの声を集めることができるから、逃さないようにしたいよね~。
 
分析できること3.業界のトレンド
自社のことだけでなく、業界全体にアンテナを張らないといけないよね?
 
 
  そうだね。もちろんソーシャルリスニングでは業界の動向やトレンドについても収集できるよ!
 
  同じキーワードで定期的に情報収集すればその時々のニーズや流行がわかってくるし、競合に関する意見と自社に関するそれを比較することで今後どう動いていくべきかの参考になるよね。
次のキャンペーンの内容や時期を決めるのにも良さそうだな~。
 
分析できること4.炎上のリスク
SNSの普及によってユーザーの声を集めやすくなった一方、「炎上」のリスクが出てきたよね。
 
 
  1つのミスがあっという間に広がって大きく信用を落としかねない事態になったり……。
 
  あるいはユーザーの勘違いだったことも拡散されていくうちに事実になってしまうケースもあるから、リスク管理は徹底しておくべき!
商品やサービスに関する疑念や指摘点をいち早くキャッチできれば、すぐに改善に着手できたりフォローしたりできるよね。
 
 
  ツールによっては特定キーワードの自動検知や、炎上の火種を察知すると通知してくれる機能もあるよ。
ソーシャルリスニングのまとめ
 
  ソーシャルリスニングをまとめるとこんな感じだよ
まとめ
◆ソーシャルリスニングとは、SNSやブログ、レビューサイトなどに寄せられたユーザーの声を集めて分析する方法
◆目的を明確に決めることで、効率的な情報収集と分析ができる
◆自社商品やキャンペーンの反響のほか、トレンドの把握やリスク管理にも役立つ
SNSが当たり前の時代、ソーシャルリスニングはマーケティングに必要不可欠かもしれないね。
 
教えてくれてありがとう~。
 
 
  どういたしまして!またいつでも聞いてね!
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