【イラスト付き】構造化マークアップテストを解説！実装方法や便利なツールも紹介

SEOについて調べていたら「構造化マークアップ」って言葉を目にしたんだけど、よく分からなくて･･･

WEBサイトを運営する上で、知っておいたほうが良さそうね。

ブルーちゃん、お願いね！

まずは、構造化データとは何かを知っておこう。

構造化データとは、WEBサイト内のページの構造を、Googleなどの検索エンジンにより分かりやすく伝えることを目的として、HTMLにマークアップする専用のコードだよ。

もう少し詳しく解説すると･･･検索エンジンは、WEBサイトのページから情報を集めて検索結果に表示しているけど、人間のようにテキストの内容までは理解できないよね？

それを解消するために生まれたのが、検索エンジンにデータの意味を理解させる「セマンティックウェブ」という考えなんだ！

この「セマンティックウェブ」の考えに基づき、フォーマットに従って意味を付加することで形式を標準化し、ソフトウェアと人間の効率的なアクセスが可能になったデータこそが、構造化データだよ。

ちなみにGoogleは、30種類以上の構造化データに対応しているよ。

続いては、構造化データマークアップ、つまりHTMLのタグを使った構造化データの実装方法を紹介するよ！

主な方法は、下記の3つだよ。

少し細かい内容になるけど、初心者でもできる方法だから安心してね！

最も一般的な方法が、HTML上に直接書き込む方法で、構造化データの記述が正確かつ自由にできるのが特徴なんだ。

ただし、Googleがサポートしているフォーマットを使って「scema.org」というボキャブラリで記述する必要があるよ。

HTMLではボキャブラリは「値」のことだよ！

ちなみに記述方法は「シンタックス」と言って、HTMLで直接書き込む際は「どのようなボキャブラリを使って、どのシンタックスを使うか」を決めなければならないんだ。

Googleが推奨している「JSON-LD」というシンタックスを使うのがおすすめだよ。

Googleが提供している「データハイライター」というツールを使うのもおすすめだよ。

まず、データハイライターを使うためには、WEBサイトをGoogleサーチコンソールと連携しておく必要があるよ。

Googleサーチコンソールの「以前のツールとレポート」から「詳細」、さらに「データハイライターツール」を開き、設定を行ないたいWEBサイトのプロパティを選択して「ハイライト表示を開始ボタン」を押すよ。

その後は、タグ付けしたいテキストを選択して「完了」を押すだけだよ。

ただし、データハイライターは構造化データが使用できないときに、構造化データに代わってGoogleに情報を伝えるためのツールだから、正確には構造化データマークアップを行っているわけではないから注意しよう。

構造化データマークアップ支援ツールもGoogleが提供しているツールで、データハイライターと同じように、使用のためにはGoogleサーチコンソールとの連携が必要だよ。

まず「Q＆A」や「書評」などのデータタイプを選んだら、マークアップしたいページのURLかHTMLページソースをボックスに貼って、「タグ付けを開始」を押すよ。

複数のデータタイプの設定は一度にはできないから、最初からマークアップする必要があるんだ。

マイデータアイテム欄にどのタグが必要か表示されて、設定を行ったところの文字が灰色から黒字に変化するよ。

タイトルや文章をクリックすると黄色の網掛けになり、タグを選んで設定できるから、その後は「HTMLを作成」さらに「完了」を押せば、マークアップ完了だよ。

構造化データマークアップ支援ツールは、自動的にテキストを区切ってしまうため、「完了」ではなく「ダウンロード」を行ってテキスト部分を修正し、ページソースに追加する必要があることも多いから、注意してね！

構造化マークアップを行ったら、テストもしておこう。

構造化マークアップテストには、ツールを使うことで簡単に行えるよ。

下記の2つがおすすめのツールだよ！

ちなみに2つ以外にも、Googleが提供する「構造化データテストツール」という構造化マークアップテストのツールがあったんだけど、2020年にサービスを終了してしまったんだ。

「スキーマ マークアップ検証ツール」は、Googleが無料で提供しているツールで、簡単に構造化マークアップをテストできるよ。

テストしたいページのURLを入力するだけだから、専門的な知識もいらないんだ。

構造化データの記述箇所だけでなく、エラーもチェックできるよ。

リッチリザルトテストも、Googleが無料で提供しているツールの1つで、ページがリッチリザルトに対応しているかどうかチェックできるよ。

「リッチリザルト」とは、通常の検索結果よりも視覚的・操作的な機能が追加された検索結果のことで、具体的には、短い説明文に画像やレビューを追加したものだよ。

リッチリザルトテストでは、URLを入力するだけで、構造化データの個数やエラーが分かるんだ。

「構造化データマークアップ」について、よく理解できたかな？

最後にまとめとして、以下3点を頭にメモしていってね。

構造化マークアップで、検索エンジンに正確な情報を伝えよう！