マーケットシェアとは？種類や使い方、計算方法について徹底解説！

パープルちゃん！

マーケットシェアがよく分からなくて、、、詳しく教えてほしいなぁ！

種類やどんなときに使うのかも知りたいなぁ！

マーケットシェアとは、ある市場のうち、特定の商品やサービスがどれくらいの割合を占めているかということよ。

マーケットシェアを見れば、競合と自社の市場の中での立ち位置が分かるわね。

エリアや期間、商品やサービスのジャンルやカテゴリを見ることが多いわね。

具体的には、関西・関東エリアでのシェア、月ごとのシェア、健康グッズジャンルのシェアなどが挙げられるわね。

マーケットシェアには大きく分けて以下の2種類があるわね。

詳しく説明していくから安心して大丈夫よ。

まずは絶対的市場シェア率について説明するわね。

絶対的市場シェア率とは、特定の市場全体の売り上げに対して、自社のサービスや商品のシェアがどれくらいの割合を占めるか、という意味よ。

その通りよ。一般的にシェア率と言われて想像するのは絶対的市場シェア率じゃないかしら。

算出には売上金額を使うこともあるし、販売個数を使うこともあるわね。

その通り。たとえば夏だけ売上が落ちているなら、夏の間の絶対的市場シェア率を調べれば原因が分かるかもしれないわね！

相対的市場シェア率とは、ある特定の競合他社と比べて自社のシェアがどれくらいあるかを示す指標よ。

たとえば、絶対的市場シェア率が50%の競合他社A社に対して、自社の絶対的市場シェア率が5%だった場合、自社のA社に対する相対的市場シェア率は10分の1、つまり10%になるわね。

その通りよ！絶対的市場シェアが2位以下の企業が、1位の企業と比較するときに使うことが多いわね。

おっしゃる通りよ。冴えてるわね！

いい質問ね！絶対的市場シェア率と相対的市場シェア率で計算方法が違うから、それぞれ説明するわね。

計算式は以下の通りよ。

その通りよ！鋭いわね。

いい質問ね！マーケットシェアは、主に市場での競争戦略を考えるときに使うわね。

そう。マーケットシェアによって自社が市場でどの立ち位置にいるか分析して、どんな戦略を取るべきか検討できるのよ。

たとえばマーケットシェアが1位の企業だったら、すでにシェアは十分取れているから市場自体を拡大していく戦略を取るなんてこともできるわね。

逆にマーケットシェアが2位以下で、1位が強すぎるから今あるシェアを守りたい！という場合はとにかく波風立てず、サービス内容などは1位の企業の真似をして開発費用を抑える、などといった戦略も取れるわ。

そうね。あとは自社がまだ参入していないビジネスの場合、新規参入をするべきかどうかの判断材料にもなるわね。

圧倒的なシェアを誇る企業がある場合、新規参入は難しいでしょうし、何社かでシェアを取り合っていたら入り込める余地はありそうと判断することができるからだわね。

マインド・シェアとハート・シェアのことかしら？

もちろんよ！順番に解説するわね。

マインド・シェアというのは認知度をはかるために使うもので、消費者がある商品やサービスを考えるときに1番最初に思い浮かべるものよ。

ブルーちゃんはコーヒーチェーンといえば何が真っ先に思い浮かぶかしら？

じゃあブルーちゃんにとってコーヒーチェーンのマインド・シェアが1位なのは緑色のあのお店ってことだわね。

その通り！マインド・シェアとマーケットシェアはある程度関連性があるわね。

2つ目はハート・シェアよ。

ハート・シェアというのはいわば好感度のことで、消費者があるジャンルのものを購入するとき、1番買いたいと思う割合のことを指すわよ。

ブルーちゃんは選べるなら、どこのハンバーガーショップでハンバーガーを食べたい？

そうね。1番先に思い浮かぶマインド・シェアになれなくても、1番選びたいハート・シェアを狙っていくという戦略を取っている企業もあるわね。

そうね。ハイブランドなんかはハート・シェアで上位を獲得しているいい例ね！

マーケットシェアについて解説したけど、分かったかしら？

ええ、その通りよ！

分かってもらえてよかったわ。