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マーケティング

更新日: 2023/12/22

ARPUとは？算出方法やARPAやARPPUとの違いも含めて徹底解説！

ねぇパープルちゃん、マーケティングって横文字の難しい略語が多すぎるよ！

ふふふ、そうね

何かあったの？

ARPUっていう単語がわからないの、、

全然わかんないよぉ

まぁまぁ、落ち着いて

今からじっくり説明してあげるから

ありがとう、パープルちゃん！

ARPUとは？

ARPUとは、1ユーザーあたり売上のことよ

Average Revenue Per Userを略してARPUと呼ぶのよね

どんな業界で使われているの？

よく、動画配信サービスのような月額課金モデルのビジネス(saas)で活用されてきた指標ね！

へぇ、そうなんだ…

他にもスマホのような通信事業、インターネット事業者でよく使われるわね

ARPUの算出方法は？

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ARPUの計算式は簡単で、下記の通りよ

ARPUの計算式

ARPU = 売り上げ ÷ ユーザー数

じゃあ早速練習よ

月間の売り上げが300万円で、ユーザーが500人だった場合のARPUは？

えっと…3,000,000÷500で6,000！

この会社の月間のARPUは6,000円ってことね

よくできました！

へへへ

ARPUという概念が広まった背景は？

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これは日本の通信市場によるものよ

日本の代表的な通信キャリアといったらどこ？

えっと、NTT docomo, auとSoftbankの3社だよね？

そうよ

その3社が日本の通信市場をずっと寡占してきたわけだけど、その市場が近年飽和してきたのよ

つまり、新しいユーザーをこれ以上増やすことが難しくなってきたわけ

そうなると、さらに売り上げをあげようと思ったら、各ユーザーの使用料金を増やすことが大切になってきたの

だからARPUという考えが最近浸透するようになってきたのよ

なるほどね

だからさっき、ARPUは通信事業やインターネット事業などを中心に活用されているって話したけど、この指標はいずれ、他の業界でも用いられる可能性が高くなるわ

市場が飽和して、新規顧客や新規ユーザーを増やすのが難しくなったら、ARPUが必要になるっていうことだよね？

そう、その通り！

日本は高齢化社会で人口が減少しているから、これからはいかにARPUを増やしていくかが、各企業の課題になってくるわ

ARPUとARPAの違いは？

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ARPAは「各アカウントごとの平均売り上げ」のことを指すわよ

Average Revenue per Account の略よ

算出方法は「売り上げ÷アカウント数」よ

同じように聞こえるけどアカウントとユーザーって何が違うの？

ふふふ、いい質問ね

例えば、スマホやタブレットの場合、1人で複数の端末を持っていることがあるじゃない？

そういう場合は、端末1台よりも、契約者1人で計算できるARPAの方がより正確な数値が出るわけよ

なるほどね！

ARPUとARPPUの違いは?

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ARPPUは「各課金ユーザーの平均売り上げ」のことを指すわよ

Average Revenue per Paid User の略ね

そしてARPPUは「売り上げ÷課金ユーザー数」で算出できるわ

わかった！

ARPUは「全ユーザー」のことを指しているのに対して、ARPPUは「課金ユーザー」に限定しているっていうことね！

正解、すごいじゃない！

今日は冴えてるわね

へへへ

スマホのゲームなんかだと、無料で使っているユーザーと課金して使っているユーザーがいることが多いでしょ？

でも無料で使っているユーザーが増えても、売り上げに貢献していないわけだから、正確に収益を把握するためにはARPUよりもARPPUで算出した方が良いということよ

ふむふむ

そしてARPUとARPPUの差を見ることも大事よ

どうして？

ARPUとARPPUの差が大きいほど有料ユーザーが少ないっていう意味だからよ

課金率を上げるために特別クーポンや期間限定の特典をつけるなどの工夫が必要ね

それに対してARPUとARPPUの差が小さいということは、有料ユーザーが多いということだから、さらに新規顧客やユーザーを増やす努力をしたり、さらにARPUを高める施策が必要になるということよ

ARPUをアップさせるためには？

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さっきも話したけど、ARPUには無料で利用しているユーザーもいるわけだから、そういったユーザーを課金ユーザーに変えること、つまりロイヤルティを高めることが大切ね

ん〜どうやったら、課金ユーザーを増やせるの？

ARPUをアップさせるには下記の5つの方法が効果的よ

ポイント

◆上位プランの提案

◆オプションの購入を勧めるアップセルの提案

◆現在顧客が利用している商品やサービスを組み合わせるクロスセルの提案

◆無料ユーザーとの差別化

◆NPSを測定してロイヤリティを高めること

NPSってなに？

NPSっていうのはNet Promote Scoreの略で、「自社の製品やサービスを友人や同僚に勧めたいか」を10点満点で評価してもらって、顧客ロイヤリティを可視化するためのものよ

点数が高いほど、おすすめしたいっていう意味

ここで、点数が低かったユーザーや顧客についてリサーチしてその原因を究明して、それを改善することで、顧客ロイヤリティをあげることに繋がるのよ

なるほど…

それにしてもホント、マーケティングって難しい横文字の略語が多いから嫌になっちゃう！

まぁ、そんなに怒らないで！

使うほど慣れてくるわよ

ARPUについてのまとめ

今日はARPUについて説明したわよ

簡単にまとめると下記のようになるわ

まとめ

◆ARPUっていうのはAverage Revenue Per Userの略で、「各ユーザーにおける平均売り上げ」という意味である

◆ARPUの算出方法は売り上げ÷ユーザー数

◆ARPUは今後高齢化社会が進み、市場が飽和する日本の各業界で注目される指標になる可能性が高い

◆ARPAやARPPUとの違いを理解し、使い分けることが大切

◆ARPUをアップさせるには、クロスセルやアップセルを活用すること、無料ユーザーとの差別化や、NPSを活用した顧客ロイヤリティの向上などが挙げられる

わかったかしら？

うん、いつもわかりやすく説明してくれてありがとう、パープルちゃん！

どういたしまして！

さっきも言ったけど、ARPUは今限られた分野のビジネスでしか活用されていないけど、市場が飽和したらもっと活用されるようになると思うから、マーケターは覚えておいた方がいいわよ！