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マーケティング

更新日: 2023/11/17

キャズムとは?イノベーター理論と実例も交えて解説!

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パープルちゃーん!!

何かしら・・・

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キャズムについて説明してって言われたんだけどうまくできなくて・・・

あーたしかにキャズムは日常生活では使わないわよね

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じゃあ今日はキャズムについて説明するわね

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キャズムとは?

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キャズムとは、「市場に製品・サービスを普及させる際に越えなければならない障壁」という意味のマーケティング用語よ

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英語の「Chasm」という単語から来ていて、直訳すると「割れ目・隔たり」となるわ

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この意味が転じて、マーケティングでは、製品やサービスが一部の顧客に受け入れられてから、広く普及するまでに存在する大きな溝という意味で使われるようになったの

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ちなみに、このキャズムという言葉は上記の意味から「キャズムを乗り越える」とか「キャズムを越える」といった使い方をするから覚えておいてね

まさに、障壁を乗り越えるイメージだね!

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キャズムにまつわるイノベーター理論ってなに?

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キャズムは「イノベーター理論」で使う言葉だから、まずこの理論を理解する必要があるわね

何か難しそう・・・

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そんなに難しくないから安心して大丈夫よ

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イノベーター理論とは「消費者を5つの層に分類することにより、新しい商品やサービスがどのように市場に普及していくのかを分析した理論」よ

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消費者の5つの層は以下の通りね

5層から成るキャズム

イノベーター(革新者): 【市場の2.5%】流行に敏感で、とにかく新商品に目がない層


アーリーアダプター(初期採用者): 【市場の13.5%】新商品の機能を重視した上で、いち早く購入する層


アーリーマジョリティ(前期追随者): 【市場の34%】すでに話題になっているものを購入する層


レイトマジョリティ(後期追随者): 【市場の34%】革新的な商品に懐疑的で周囲の過半数が受け入れてから購入する層


ラガード(遅滞者): 【市場の16%】新しいものを嫌う保守的な層

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商品やサービスは、とにかく新しいものに目がない①のイノベーターから順に受け入れられるの

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だから⑤のラガードにまで受け入れられているものは、その市場に完全に広まっているってことなんだけど、ラガードにまで受け入れられる商品やサービスは実際ごくわずかね

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ほとんどはイノベーターやアーリーアダプターの段階までしか受け入れられないまま、市場から消えてしまうのよ

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そして、今回の本題のキャズムとはこのイノベーター理論の「アーリーアダプター」と「アーリーマジョリティ」の間にある大きな溝のことを言うのよ

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アーリーアダプターまでは商品やサービスを広めることはできても、そこからキャズムを越えてアーリーマジョリティに広めるのはとっても難しいのよ

キャズムを越えるポイントは?

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じゃあ次に、困難と言われるキャズムを越えるためのポイントを見ていくわね

ポイント1:現在地を把握する

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キャズムを超えるためには、まず商品やサービスの現在地を把握することが重要ね

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自社の商品やサービスが、どの消費者層に受け入れられている段階なのかによって、戦略は異なるからよ

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現在地を正しく見極めて、正しいアプローチをすることが重要ね

ポイント2:ユーザビリティ(使いやすさ)を尊重する

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ユーザビリティを尊重することで、技術に対する知識や興味のない消費者層に受け入れてもらいやすくなるわ

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キャズム以降の消費者層は、イノベーターやアーリーアダプターとは違って新しいものに対する興味や知識がないのよ

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だからユーザビリティが低いままだといくら技術が高くても、広まることも信頼を得ることも難しいわね

ポイント3:アーリーマジョリティを意識する

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発売初期の商品やサービスを市場全体へ浸透させられるかどうかは、アーリーマジョリティにいかに広められるかにかかっているわ

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アーリーマジョリティーを制するものがキャズムを制す、と言っても過言ではないわね

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だから、実績を数字で示したり、リスクを最小化することでアーリーマジョリティーにアプローチし、安心感を与えることが重要ね

キャズムを越えた事業例は?

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最後に、キャズムを実際に乗り越えた事業例を紹介するわ

キャズムを乗り越えた事業例1:ネスカフェアンバサダー

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ネスカフェアンバサダーは、ネスレのコーヒーメーカー「バリスタ」を販売するために出来た制度ね

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ネスレは「アンバサダー」と呼ばれる企業に、無料でバリスタを提供して設置してもらい、中身のコーヒー代のみを購入してもらうキャンペーンを始めたの

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すると、バリスタの「リーズナブルで上質なコーヒー」を実際に体験することができたアンバサダーたちの口コミなどにより、キャズムを乗り越えることができたわ

キャズムを乗り越えた事業例2:メルカリ

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メルカリは、株式会社メルカリが運営するフリマアプリね

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当初は、ベンチャー企業のサービスということですぐには広まらなかったんだけど、ユーザビリティを改善する地道な努力を積み重ねて、ユーザーが使いやすいプラットフォームができあがっていったの

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するとユーザー数も徐々に増えていって、アプリが200万ダウンロードされたところで大規模なCMを打ち、信頼感と手軽さのイメージをユーザーに植えつけて一気にキャズムを乗り越えたわ

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最後にキャズムについてまとめると、、、

まとめ

◆キャズムとは、「市場に製品・サービスを普及させる際に越えなければならない障壁」という意味のマーケティング用語


◆キャズムはイノベーター理論でいう「アーリーアダプター」と「アーリーマジョリティ」の間にある大きな溝を指す


◆キャズムを乗り越えるには市場の34%を占める、アーリーマジョリティの攻略がカギ

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こんな感じね

新商品として広まっているものは、みんなキャズムを乗り越える努力をしているんだね!

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イノベーター理論って難しそうだったけどわかりやすかったよ!ありがとねパープルちゃん!

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はーい、頑張ってね~

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パープル

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得意分野は広告。数字に強く、リスティングやディスプレイ広告でCPAを追うだけでなく、その先のLTV/CACでのトラッキングも行う。また、オフライン広告も得意で、サイネージ広告や電車内広告などにも強みを持つ。

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