【イラスト付き】顧客とは？5種類の顧客や消費者・ユーザーとの違いを丁寧に解説！

ねえねえパープルちゃん！

ビジネスの世界では、よくお客さんのことを「顧客」って呼ぶよね？

何気なく普段使っている言葉だけど、実は詳しく知らないなと思って…

顧客とは、商品やサービスを販売する対象となる人のことよ

「顧（かえり）みる」客という文字の通り、過去に購入した経験のある人や、常連客、得意客のことを指すこともあるわ

ただし、今後商品やサービスを購入してくれる可能性があるお客さんを顧客に含めることもあるから、気を付けてね

確かに、使い分けが難しい言葉ね

それぞれ、顧客との違いを説明していくわ

消費者は、商品やサービスを消費する人のことよ

顧客が自社の商品を販売する対象を指すのに対して、消費者は世間一般の消費行動を行う人全体を示しているわ

例えば、「消費者を取り巻く環境は大きく変化したが、自社は安定した顧客を獲得し続けている」といった感じね

ユーザーは、サービスや商品を利用している人のことよ

顧客は商品やサービスを購入してくれた人のことだけど、ユーザーはその商品やサービスを現在も利用している、という状態に焦点を当てているわね

動画配信や音楽配信などのサブスクサービスや携帯端末など、契約後継続して利用される商材が増えた近年、より広く用いられるようになった言葉ね

また、Webサービスを無料プランで利用している人などに対しても、有料プランの利用者と同じくユーザーという呼び方が使われるわ

イエローちゃんは、「〇〇＋顧客」のような言葉を聞いたことがあるかしら？

そうそう、顧客にもいろいろな種類があるの

顧客のカテゴリーについて、解説していくわね

新規顧客は、自社の商品やサービスを始めて購入する顧客のことよ

新規顧客の獲得は、どんなビジネスにも欠かせないわ

広告や営業メールなどを用いて自社からアプローチするプッシュ型の営業と、Webサイトへの検索流入してきた人や販売会へ参加してきた人など顧客からの接触を逃さないプル型の営業が大切ね

既存顧客は、自社の商品やサービスを一度以上購入したことのある顧客のことよ

既存顧客に対しては、今後も購入を促し、リピーターとなってもらうための施策が必要ね

アフターフォローを行ったり、課題のヒアリングや提案を行うためのコミュニケーションが重要になるわ

見込み顧客は、自社の商品やサービスを既に知っており、興味を持っている顧客のことよ

「リード」と呼ばれることもあるわ

あと一歩で購入に至る層を取りこぼさないように、Web広告やSNSでの訴求、プレスリリースなどで見込み顧客の目に触れるようなアプローチが必要になるわ

顕在顧客は、自社の商品やサービスはまだ知らないけれど、自分の求めているニーズは自覚している顧客のことよ

自社の商品やサービスでニーズを満たせると認識させることができれば、新規顧客になる可能性が高いわ

顕在顧客は既に自身のニーズを理解しているから、抱えている問題に関連する検索を行ったり、展示会・販売会などに足を運んだりして、積極的に解決策を探していると考えられるの

そのため、リスティング広告（検索連動型広告）や、展示会や販売会の開催・参加が効果的よ

潜在顧客は、自社の商品やサービスをまだ知らず、自分の求めているニーズをまだ認識できていない顧客のことよ

潜在顧客を掘り起こすには、まずは自身の抱えている問題を認識させて、それを自社の商材で解決できることをアピールする必要があるわ

潜在顧客は、顕在顧客よりも母数が多いから、効果的にアプローチすればより多くの新規顧客を獲得できる可能性があるわよ

潜在顧客への訴求には、オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングが効果的ね

Webサイトを訪れた人にとって有益な情報発信を行うことで、潜在顧客にニーズを気付かせ、購買につなげることが出来るわ

顧客について、今日解説した大切なポイントをまとめるわ

顧客のことはよくわかったかしら？