【イラスト付き】マーケティングの予算とは？予算の立て方のポイントと注意点を徹底解説

パープルちゃん、マーケティングの予算ってどうやって決めればいいの？

はぁい！

マーケティング予算とは、1年間にマーケティング戦略や施策に活用できる予算のことよ

企業規模によって、割り当てられる予算の額が異なるわ

ええ。企業規模によるのもあるけど、景気や前年度までの売り上げ、あとは新型コロナのような外的な要因によって影響を受けるわね

マーケティングの予算の最適化は、企業のフェーズによって異なるから一概に「これ！」とは言えないのよね。。

例えば、0 -> 1フェーズの企業で「一定規模のユーザーをインバウンドで獲得できる状態を作ること」を目標に据えた企業なら、もっともインバウンドでユーザーを獲得できるSEOやYoutube動画運営などのチャネルを3つほど挙げて、そこに投下できる予算を3分割して投下して、ユーザー獲得を検証するなどがおすすめね(=ブルズアイフレームワーク)

一方で、10 -> 100フェーズの企業で「すでに顕在化しているユーザーを取り切った状態だから、市場自体を拡大したい」と考える企業なら、企業自体の認知を高めたり、そういった手段があることをユーザーに認知させる必要があるから、認知度獲得のためにCMやオフライン広告が有効打になってくるわ

これも企業によって考え方が違うんだけど、マーケティング予算の立て方の目安は下記のやり方が一般的よ

そうなのよ

そしてどれがベストな指標なのかも、企業によって異なるのよ

新規企業の場合は、全収益や売り上げの12〜20%をマーケティング予算に割いて、そのあとは、大体6〜13%位に落ち着くことが一般的よ

マーケティングの予算を考えるときに気を付けるべき4つのポイントを紹介するわね

まずは、マーケティング施策の目的を考えないとね

マーケティング施策は目的によって全く異なるわ

例えば、「新規顧客を増やしたい」のと「ブランドのイメージをアップさせたい」という目標では、やるべきマーケティング施策も異なるし、施策が異なればかかってくるコストも違ってくるわ

次に、過去に行ったマーケティング施策や結果に関するデータを見直すことよ

上手くいった施策はそのまま続行して、上手く行かなかったものは課題とその原因、そしてその解決策を考えることで、翌年は成功につながるかもしれないわ

翌年度以降の予算の決定でも、前年度の施策について検証したり、データ分析を行うから、全てのマーケティング施策の成果の検証は行うのを忘れないようにね！

そして、予算に対して柔軟であることよ

実際にさまざまなマーケティング施策を始めてみたら、予算内に収まらなかったということもあるから、柔軟性を持てるといいわね

最後は、トレンドに影響されすぎないこと

新しいマーケティング施策は次々と生み出されているから、流行りに遅れないように挑戦したくなる気持ちも分かるけど、まずは、その新しい施策が、自分たちのマーケティングの目標を達成するのに役立つかどうかを考えてから、取り組むかどうかを検討することが大事よ

ええ、その通り！それぞれのマーケティング施策に均等に予算を割り振るんじゃなくて、前年度までの結果や、注力したい施策を考えながら「優先順位」をつけることで、予算を効果的に使えるようになるわ

WARCによると、2023年の世界中の広告費用の市場成長率は今年より低くなると言われているわね

原因は、世界経済の見通しが不透明なのと、サードパーティークッキーの廃止が大きいわね

各企業のマーケティング予算が削られる可能性が高いと思うわ。

それでも、限られた予算の中で結果を出すためにも、前年度までの実績の見直しと、優先順位をつけたマーケティング施策を行うことの重要性がますます高くなるわよ

どういたしまして！

今回は、下記のことについてお話したわよ

マーケターのみなさん、来年があなたの腕の見せ所よ！

限られた予算で最大限の効果を見せて頑張ってね！