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マーケティング

更新日: 2024/11/22

「スーパーフレックス制度」とは?導入に向けて注意する点を解説!

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最近は、在宅ワークって話をよく聞くけど、どんな働き方なの?

在宅ワークは、仕事場へ行かなくてもいい働き方で、パソコンや電話などの通信機器を利用するのが主流よ。

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いろんな人間関係で悩まなくてもいいし、通勤の手間が省けるのも魅力だね!

通勤の手間といえば、通勤ラッシュに伴う満員電車や交通渋滞を危惧して、1988年に「フレックスタイム制度」が導入されてるのよ!

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「フレックスタイム制度」は、大まかに言うと出退勤時間が自由にできる労務形態のこと。

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「フレックス制度」を超える「スーパーフレックス制度」が近年は導入されてきているから、そこんとこを詳しく説明するね!

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フレックスタイム制度とは?

まず、フレックスタイム制度が何なのか詳しく教えてくれる?

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フレックスタイム制度は、従業員の出退勤時間帯を自由に決定できる制度で、出退勤を自由にできる時間帯と、働かなければならない時間帯で構成されているの。

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ちなみに、出退勤が自由にできる時間帯を「フレキシブルタイム」といい、会社で就業しなければならない時間帯を「コアタイム」と言うわよ!

うーん、例えばどんな感じで出勤するの?

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例えば、コアタイムを午前10時~午後15時とするなら、この前後3時間(午前7時~10時、午後14時~20時)をフレキシブルタイムとするとかね。

労務管理が大変じゃない?

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そりゃあ大変よ。でも、メリットも大きいの!

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コアタイム以外は自分のペースで出社・退勤ができるから、従業員のプライベートが充実するのよ。

スーパーフレックス制度とは?

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スーパーフレックス制度は、従来のフレックス制度からコアタイムを無くした制度だよ。

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つまり、自由に出退勤できるってこと。

電車の遅延や家庭の事情で会社に行けなくても、遅刻にならないってこと!?

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そうよ。介護や子育てなど、様々な理由で出退勤が制限される人材にとって、スーパーフレックス制度を設けている企業はとても魅力的よね!

スーパーフレックス制度は、働く人に余裕や自由度を与えることによって、仕事の効率を高めるいい制度だね!

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ただし、所定出社日や時間外労働も設けられているから、従業員は労務規定を十分に理解し、自律して労働時間を管理しなければならないよ。

へえ、いろんな働き方があるもんだね!

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スーパーフレックス制度の導入にあたり注意すべき点は?

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働く人の自由度が高まるスーパーフレックス制度だけど、何もかも制限がないわけではないわ。

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ここからは、スーパーフレックス制度の注意点をいくつか紹介するわね。

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大事なのは、「労働時間の管理」「コミュニケーションを取りにくくなる」「出社命令ができなくなる」の3つよ。

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これらは、従業員が自由な働き方を選べるからこそ発生する課題よ!

自由度が高まりすぎたら、仕事じゃなくなっちゃうもんね!

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そうよ。自由な働き方だからこそ、メリハリが大事なの。

1.労働時間の管理が難しい

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スーパーフレックス制度では、労働時間管理が難しいと言われているわ。

なんといっても、従業員それぞれ出退勤時間がバラバラだからね。

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スーパーフレックス制度を導入するなら、勤怠管理システムなどを用いて、従業員の働く時間を把握できるようにするのが絶対条件ね。

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また、従業員だけで自律して仕事を調整することが多いし、中には適切な仕事量で労務時間を考慮できない従業員もいるかもしれないから、過重労働にならないよう管理する必要があるのよ。

ほうほう、腕のいい管理者がいないといけないね。

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そうね。そもそも、労働時間管理について従業員自身の教育を進めることも大事な要素よ。

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スーパーフレックスタイム制度の導入を進める以上、従業員が自律して働けるように、定期的な研修を行っている企業が多いのよ。

2.コミュニケーションを取りにくくなる

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スーパーフレックス制度では、従業員が各々の都合のいい時間に出勤するから、勤務時間が合わない人とコミュニケーションを取りづらくなり、業務が滞りやすくなってしまうの。

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在宅勤務制度も設けている会社の場合、コミュニケーション不足はさらに深刻になるわ。

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従業員の一員として、就業時間内はコミュニケーションが取れるようにしておかなければならないわよね。

コミュニケーションを取るには、電話やメールがいいのかな・・・?

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そうね。コロナ禍での仕事で欠かせなくなったZOOMなどのビデオ会議ツールや、リアルタイムで複数の社員とコミュニケーションが取れるチャットとかが便利よね。

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あとは、これらのツールを利用して適宜ミーティングを開催することを就業規則に盛り込んでおけば、社員同士の顔合わせやコミュニケーションの機会を失わずに済むかもしれないわね。

ほうほう。例えば、週に1回必ず金曜日モニター越しでミーティング出勤するとか・・・かな?

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そうそう!細かなルールをあらかじめ決めておけば、従業員の同意も得られやすくなるわよね!

3.出社命令ができなくなる

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スーパーフレックス制度を導入している場合は、従業員に対する出社命令はできないわよ。

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従業員には、「いつ出社するか」、「いつ退勤するか」を決める権利があるからね。

じゃあもし緊急の会議とかトラブルが起こった場合は、誰が対処するの?

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例えば、従業員Aさんと上司Bさんがいて、Aさん担当のクライアントさんからクレームがあり、緊急会議を社内で開催するとしましょう。

Aさんは当然行くに決まってるでしょ!

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と思うけど、「私、本日は私用があり出社は無理です!」「今日は緊急会議の時間帯に私用があって、どうしても出社できないんです!」なんて言われたらどうする?

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スーパーフレックス制度を就業規則で定めている以上、上司Bは出社命令はできないの。

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ただし、本人の同意を得て出社してもらうことは可能よ。

従業員に自由がありすぎても困るんだね。

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だから、スーパーフレックス制度を導入する企業は、様々なトラブルを想定したルール作りを入念に行っておく必要があるのよね。

スーパーフレックス制度のまとめ

まとめ

◆フレックス制度は、必ず出社しなければならないコアタイムと自由に出退勤できるフレキシブルタイムの2つで就業時間が構成されている


◆スーパーフレックス制度は、出社しなければならないコアタイムが無くなり、出退勤を従業員が自由に決められる制度


◆「労働時間の管理が難しい」、「コミュニケーションを取りにくくなる」、「出社命令ができなくなる」の3点が、スーパーフレックス制度導入にあたっての注意点

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多様性の時代って言われているけど、働き方はもはや選べる時代になってきているわね。

私は、スーパーフレックス制度のある会社で働きたいなー!

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そうね、イエローちゃんは自由に働くのが好きそう!

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ただ、自由な働き方を選べる分、各自での労務管理や、仕事を請け負う上での責任、クライアントとのやり取り、同僚との信頼関係の構築など、各個人単位で行うことが多くなるから大変ではあるよね。

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一方、コアタイムを設けているフレックスタイムや、全員が同じ出退勤できる企業にもいい所はたくさんあるよね!

一概にスーパーフレックス制度がいいとは限らないってことね!

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在宅でも社内でも、仕事は人とのかかわりを通じて成功につながるものよ!

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現場で同僚と一緒に仕事をしてスキルを学んだり、人間関係を構築することも自分の成長につながるからいいものよね!

ただ自由を追っていた私は、まだまだだな!

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いやいや、自由を追いつつ、メリハリのある仕事ができればいいんじゃないかな!

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